謹賀新年 ― 2011/01/06 16:36
2011年も明けて早や6日目を迎えましたが、皆さんもよい新年をお迎えになったことと思います。
新年早々、ニュースでは各地の雪の話題が取り上げられています。私の住む熊本でも大晦日、元旦と平地でもで積雪が見られたり、山間部ではいまだに雪のため通行止めの箇所も多いようです。
今週末はまた本格的な雪が降るとの事で、普段から慣れていない身にとってしばらくは辛抱の日々が続きそうです。そんな中、新年の初詣に水前寺公園内にある出水神社に行ってまいりました。今年は殊勝にも元旦の午前0時過ぎに出かけてみたのですが、参拝を待っている間にも公園の築山には雪が積もり始め、池の湧水からは湯気が立ちのぼり、普段ではお目にかかれない光景を目にすることができ、年甲斐もなく少々うかれた気分になってしまいました。おそらく、雪国に住む人にとっては私のこの気持ちは到底理解不可能な奇妙な感覚なのでしょうね?
本来ならば、うっすらと雪化粧した公園の写真を撮りたかったのですが、あいにく外はまだ暗闇の中で、良い写真が無かったので別の風景を紹介します。
新年早々、ニュースでは各地の雪の話題が取り上げられています。私の住む熊本でも大晦日、元旦と平地でもで積雪が見られたり、山間部ではいまだに雪のため通行止めの箇所も多いようです。
今週末はまた本格的な雪が降るとの事で、普段から慣れていない身にとってしばらくは辛抱の日々が続きそうです。そんな中、新年の初詣に水前寺公園内にある出水神社に行ってまいりました。今年は殊勝にも元旦の午前0時過ぎに出かけてみたのですが、参拝を待っている間にも公園の築山には雪が積もり始め、池の湧水からは湯気が立ちのぼり、普段ではお目にかかれない光景を目にすることができ、年甲斐もなく少々うかれた気分になってしまいました。おそらく、雪国に住む人にとっては私のこの気持ちは到底理解不可能な奇妙な感覚なのでしょうね?
本来ならば、うっすらと雪化粧した公園の写真を撮りたかったのですが、あいにく外はまだ暗闇の中で、良い写真が無かったので別の風景を紹介します。
ここはいったいどこなのでしょうか?写真だけ見ると京都の山中の古刹では?と見えたりもするのですが、実は、お隣福岡県みやま市瀬高町にある、その名も清水寺本坊庭園という室町時代に雪舟が造ったといわれる由緒ある名園です。国指定の名勝にもなっており、春は桜やツツジ、秋は紅葉が美しい日本庭園です。
冬の季節はモミジや桜の葉もすっかり落葉して少々寂しい気もしますが、庭の地面を覆い尽くす苔が見事で、借景となっている背後の山の緑とのコントラストに作庭者の美的センスを伺うことが出来ます。
そもそも、シーズンオフのこの時期に、ここを訪ねた理由は4月の予定しているNHK文化センターの講座の見学地の下見を兼ねてという事なのです。私自身は初めての訪問だったのですが、ツツジが満開に咲き誇る、新緑の季節に再度訪れることが今から楽しみに出来るほど美しい場所でした。
本年も、このような緑をテーマとした話題を皆様に紹介していきたいと思いますので、何卒、宜しくお願い申しあげます。
まるで富士山のような… ― 2011/01/11 11:58
見事な雪山の風景ですが、実はこの山は熊本市内から望んだ雲仙普賢岳の様子です。この日は年末から続いていた寒さがピークに達した時期で、熊本でも朝の最低気温が氷点下3.3℃を記録し、私の住んでいる近所でも家の屋根やカーポートは真っ白に霜が降りていました。
熊本の街から雲仙の麓の長崎県島原市まではフェリーで30分程度で行ける程の比較的近い距離にあり、晴れた日には熊本市内のいたるところから普賢岳の姿を見ることが出来ます。
20年前の噴火では山頂から東側(写真で見えている側)を火砕流が駆け下り、多くの人命が失われたことは良くご存じと思います。実はその際に一帯の森林も焼き尽くされてしまいました。いったんは不毛の山肌をあらわにしていたのですが、苗木の植林など懸命の緑化が行われた結果、現在では徐々にではありますが緑が蘇ってきています。島原、雲仙の町の復興とともに自然も元の姿を取り戻してくれることを望むばかりです。
熊本の街から雲仙の麓の長崎県島原市まではフェリーで30分程度で行ける程の比較的近い距離にあり、晴れた日には熊本市内のいたるところから普賢岳の姿を見ることが出来ます。
20年前の噴火では山頂から東側(写真で見えている側)を火砕流が駆け下り、多くの人命が失われたことは良くご存じと思います。実はその際に一帯の森林も焼き尽くされてしまいました。いったんは不毛の山肌をあらわにしていたのですが、苗木の植林など懸命の緑化が行われた結果、現在では徐々にではありますが緑が蘇ってきています。島原、雲仙の町の復興とともに自然も元の姿を取り戻してくれることを望むばかりです。
このような、寒い時期の雲仙の名物としては霧氷があります。私も今から10年ほど前に山に登った時に周辺のモミジやヤマボウシ、ツツジの木に霧氷がついて、まさしく、あたり一面の銀世界だったのを記憶しています。おそらく、山頂付近では、あの日と同じような光景にお目にかかれるのではと想像できます。ただ、雲仙の霧氷は冬の間いつでも見れるわけではなく、気温が氷点下となり、周辺に霧が発生していないと見られないそうです。しかも、日中気温が上がれば溶けてしまいます。
私も、この風景を見ていて機会があれば、もう一度山頂付近の妙見神社の参道が一面の銀世界に覆われる中を歩いてみたいと思いました。
今年一番の冷え込み ― 2011/01/17 17:09
今朝の熊本市内の最低気温は氷点下5.1度。今年一番の冷え込みだとニュースで言ってました。この冷え込みで、熊本市内某所の個人宅のお庭も久々に霜柱が立っていました。
そして、玄関脇のつくばいを見てみるとご覧のような状況です。これは水を勢いよく出している写真ではありません。カケイからの水が凍りついてしまっているのです。
そして、玄関脇のつくばいを見てみるとご覧のような状況です。これは水を勢いよく出している写真ではありません。カケイからの水が凍りついてしまっているのです。
いつもはカケイからの水をチョロチョロと出しているそうなのですが、その水が凍った状態で下の手水鉢の氷とくっついてしまっています。家の人も、朝しばらくは「水道の水が出ない!」とあわてておられましたが、外の冷え込みがこんなに強ければ、水道管が凍りつくのも無理もないかもしれません…?
しかし、後ろに見える玉シダは本来暖かな地方の植物にも関わらず、健気にも緑を保っている姿には、その環境への順応力の高さにただ感心するばかりです。
桁山(けたやま)のカヤの木 ― 2011/01/19 09:43
新年早々、このブログで春の現地講座の下見に行ってきた話をしました。福岡県みやま市瀬高町にある清水寺本坊庭園を紹介したのですが、今回はその下見の続きの話です。
実際の講座では本坊庭園を訪ねた後、周辺の銀杏の巨木を見学し、日本一と言われる“黒木の大藤”を見て、最後に訪れる予定にしているのが写真の“桁山のカヤの木”です。
福岡県八女市星野村というかなり山奥の村にあります。黒木町とはひと山越えた隣の谷あいの集落といったところです。
この日も、黒木では雪が積もったりはしてなかったのですが、星野村に入った途端に周囲の山は雪化粧しており、車を星野川の上流に向かって走らせるにつれて、道路脇に残った雪が目立ち始めました。役場を過ぎ、カーナビで700m手前を示した地点に来ると、道路左わきに小さな青い立札が立っておりカヤノキは右折との案内がありました。
これを見て、少しホッとした気分になり、すぐ横の小さな橋を渡ったところで土木作業をされている人達がいたので念の為に道を訪ねてみました。すると「そげんカヤノキは知らんばってん、近所の人に聞いてくる。」と言って親切にも聞きに行ってもらいました。すぐにそのオッチャンは帰ってきたのですが、その返事は「地元の人も知らんて言いよらすですよ。」という、せっかくホッとした持ちをまた不安にさせるようなものでした‥。
仕方がないので車を道なりにゆっくりと進めていたら、すっかりと雪をかぶってしまった茶畑の中に写真のような光景が見えてきて一安心!やっとの思いで目的地に到着した次第です。
実際の講座では本坊庭園を訪ねた後、周辺の銀杏の巨木を見学し、日本一と言われる“黒木の大藤”を見て、最後に訪れる予定にしているのが写真の“桁山のカヤの木”です。
福岡県八女市星野村というかなり山奥の村にあります。黒木町とはひと山越えた隣の谷あいの集落といったところです。
この日も、黒木では雪が積もったりはしてなかったのですが、星野村に入った途端に周囲の山は雪化粧しており、車を星野川の上流に向かって走らせるにつれて、道路脇に残った雪が目立ち始めました。役場を過ぎ、カーナビで700m手前を示した地点に来ると、道路左わきに小さな青い立札が立っておりカヤノキは右折との案内がありました。
これを見て、少しホッとした気分になり、すぐ横の小さな橋を渡ったところで土木作業をされている人達がいたので念の為に道を訪ねてみました。すると「そげんカヤノキは知らんばってん、近所の人に聞いてくる。」と言って親切にも聞きに行ってもらいました。すぐにそのオッチャンは帰ってきたのですが、その返事は「地元の人も知らんて言いよらすですよ。」という、せっかくホッとした持ちをまた不安にさせるようなものでした‥。
仕方がないので車を道なりにゆっくりと進めていたら、すっかりと雪をかぶってしまった茶畑の中に写真のような光景が見えてきて一安心!やっとの思いで目的地に到着した次第です。
脇に建てられた案内板によると県指定の天然記念物で樹高17.5m、幹周6.6m、推定樹齢が千年で九州では2番目のカヤの巨木という事です。しかし、データ上の大きさもさることながら、周辺には雪を被った石積みの棚田が広がり、斜面に沿うように枝を大きく伸ばしている姿がとても印象的なカヤノキでした。
春の講座では是非、受講者の皆さんと一緒に訪れてみたいと考えています。
それから、カヤノキは雌雄異株と言って、個体によって雄の木と雌の木に分かれているのですが、この木は雄の個体と雌の個体が合体して今の姿を形成している珍しい樹木だそうです。なので、縁結びの木としても信仰されています。
神頼みが必要な方にはありがたい樹木ではないでしょうか?(笑)
神頼みが必要な方にはありがたい樹木ではないでしょうか?(笑)
樹木医技術普及講座 ― 2011/01/28 08:29
先日、1月24日、25日の二日間、東京代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターで開催された標記のセミナーに行ってきました。
このセミナーは年1回の開催で、今回で8回目に当たります。内容は新しく樹木医になられた方々を対象としており、技術的な講義、実習から、最新の病害虫の話題、話し方の講座まで多岐にわたり、充実した内容となっています。
私は樹木医となって10年目なので今さら受講する必要もないセミナーのように思いました。しかし、この10年間で樹木医として華々しい活躍が出来たわけでもないし、知識や技術が向上したと胸を張って言える状態でもありません。それどころか、今頃になってこんな事いったい誰に聞けばよいのだろうと思えることばかりが増えてきて、近所の人には聞きにくいので思い切って参加することを決めました。
ただ、会場についてみると、受講者の殆ど9割以上が樹木医となって3年足らずの人たちばかりで、10年選手の私はもちろん最年長という事でした…。
でも、そのような逆境にはめげずに、初心に帰ったつもりで話を聞くことが出来、フレッシュな樹木医さんたちとも仲良くなれたのが収穫だと思っています。
下の写真は1日目の午後に行われたお隣の代々木公園での実習の様子です。
このセミナーは年1回の開催で、今回で8回目に当たります。内容は新しく樹木医になられた方々を対象としており、技術的な講義、実習から、最新の病害虫の話題、話し方の講座まで多岐にわたり、充実した内容となっています。
私は樹木医となって10年目なので今さら受講する必要もないセミナーのように思いました。しかし、この10年間で樹木医として華々しい活躍が出来たわけでもないし、知識や技術が向上したと胸を張って言える状態でもありません。それどころか、今頃になってこんな事いったい誰に聞けばよいのだろうと思えることばかりが増えてきて、近所の人には聞きにくいので思い切って参加することを決めました。
ただ、会場についてみると、受講者の殆ど9割以上が樹木医となって3年足らずの人たちばかりで、10年選手の私はもちろん最年長という事でした…。
でも、そのような逆境にはめげずに、初心に帰ったつもりで話を聞くことが出来、フレッシュな樹木医さんたちとも仲良くなれたのが収穫だと思っています。
下の写真は1日目の午後に行われたお隣の代々木公園での実習の様子です。
サクラの林の中にサイカチの木があります。幹周は5m程度樹高は12~15mというところでしょうか?サイカチとしてはかなり老木だと思われます。
写真を見て、一番特徴的なことは、幹の下の方地際に至るまでの部分がほとんど空洞化しており、その空洞となった、縁の部分から新たな根が地中まで伸びて行っていることです。
この幹の途中から成長して地面まで下りている根を不定根と言います。働きは本来の根と同じで樹木に水やミネラルを供給したり、樹木を支える働きがあります。ただ、自然のままの状況ではこの不定根がここまで成長することはほとんどありません。サクラやケヤキ、シイの木といった広葉樹は腐朽した傷口材の縁から自然に不定根を出すことがあり、この不定根の先端部分をピートモスやバーク堆肥のような土壌改良材で覆いながら根を地中まで誘導する方法です。
しかし、あらかじめ不定根が出ていない場合には人為的に傷を作り、その部分を土壌改良材で覆って不定根を出させます。
ただ、この方法は地中にある根の発根促進や土壌改良を優先させた後、その効果が望めないときの手段として使うものであって、樹勢回復の理想的な手段ではありません。
不定根の方が発育すると、元から地中にあった根が衰弱してしまったり、そのせいで、元の樹木の姿が変わってしまったりすることがあるからです。
実際、このサイカチの治療を行ったのは私たち樹木医会ではなく、NPO法人の藪会という団体の方々だそうです。津田塾大のサクラや千鳥ヶ淵でも活躍されているようです。
樹木の治療も、悪い部分を迂回するようにバイパスを通すのではなく、元からある傷んだ根をいかに回復させるかが重要だという事なのでしょう。
なかなか奥が深い実習となりました。
詩ふたつ ― 2011/01/29 08:29
表題は詩人長田弘の詩集のタイトルです。
ここには“花を持って、会いにゆく”という詩と“人生は森のなかの一日”というふたつの詩がクリムトの樹木と花の絵とともに紹介されています。
実はこの詩集、前回とりあげた樹木医技術普及講座の中で、講師の松田先生に紹介していただいたものです。
講座の中では、“人生は森の中の一日”を受講者全員で声に出して読んでみたのですが、その詩の内容がとても素晴らしく、自分でも是非この詩集がほしいと思い、わざわざ福岡天神のジュンク堂まで買いに行きました。フロアの片隅にある詩集コーナーに10冊程度が積まれているのを見つけて、最初はクリムトの絵を眺めながら、次は活字を丁寧に追っていきながら、繰り返し読んですぐに購入しました。
ここには“花を持って、会いにゆく”という詩と“人生は森のなかの一日”というふたつの詩がクリムトの樹木と花の絵とともに紹介されています。
実はこの詩集、前回とりあげた樹木医技術普及講座の中で、講師の松田先生に紹介していただいたものです。
講座の中では、“人生は森の中の一日”を受講者全員で声に出して読んでみたのですが、その詩の内容がとても素晴らしく、自分でも是非この詩集がほしいと思い、わざわざ福岡天神のジュンク堂まで買いに行きました。フロアの片隅にある詩集コーナーに10冊程度が積まれているのを見つけて、最初はクリムトの絵を眺めながら、次は活字を丁寧に追っていきながら、繰り返し読んですぐに購入しました。
これまで、本と言えばミステリーくらいしか読んだことがなかったのですが…。
ゆっくりと声を出して読むうちに、ことばのみずみずしさと美しさに心を動かされました。
でも、人前で声を出して読むのはあまりお勧め出来ません。きっと、自然に涙が出てきて先に進めなくなるような気がします。
詩の内容は人の死とか、絆というものをテーマにしています。
本の帯には
すべての、それぞれの
愛するひとを
見送ったひとに
落合恵子
と書かれています。
私もこの詩集をいつも自分のそばに置いておきたいと思います。
ゆっくりと声を出して読むうちに、ことばのみずみずしさと美しさに心を動かされました。
でも、人前で声を出して読むのはあまりお勧め出来ません。きっと、自然に涙が出てきて先に進めなくなるような気がします。
詩の内容は人の死とか、絆というものをテーマにしています。
本の帯には
すべての、それぞれの
愛するひとを
見送ったひとに
落合恵子
と書かれています。
私もこの詩集をいつも自分のそばに置いておきたいと思います。
サクラの樹勢回復 ― 2011/01/31 16:40
写真はサクラの木の剪定作業を行っているところです。ことわざに“桜切るバカ、梅切らぬバカ”とありますが、うちの社員はバカではありません。
このことわざは、桜の健全な枝をむやみに剪定すると、切り口から腐りやすいので樹木自体が傷んで衰弱するという事を言っています。
ただ、この桜の場合、すでに衰弱が見られ、切断している枝はすでに枯死している、あるいは、かなり衰弱して枝の一部しか生きておらず、放置していれば枝が落ちる危険性があるものなのです。
この桜、“御衣黄”と言って花びらが黄緑がかった珍しいもので、5年ほど前にここの建物の北側の庭の片隅から、今の場所に移しました。
その際に根鉢が十分に確保できなかったのと、植え付けた地盤が固かったせいで、毎年、美しいは花は見せてくれるものの、生育は今一つの状態が続いていました。
そこで、2年ほど前から、樹勢回復の処置として、土壌改良や枯枝の撤去を行っているものです。
このことわざは、桜の健全な枝をむやみに剪定すると、切り口から腐りやすいので樹木自体が傷んで衰弱するという事を言っています。
ただ、この桜の場合、すでに衰弱が見られ、切断している枝はすでに枯死している、あるいは、かなり衰弱して枝の一部しか生きておらず、放置していれば枝が落ちる危険性があるものなのです。
この桜、“御衣黄”と言って花びらが黄緑がかった珍しいもので、5年ほど前にここの建物の北側の庭の片隅から、今の場所に移しました。
その際に根鉢が十分に確保できなかったのと、植え付けた地盤が固かったせいで、毎年、美しいは花は見せてくれるものの、生育は今一つの状態が続いていました。
そこで、2年ほど前から、樹勢回復の処置として、土壌改良や枯枝の撤去を行っているものです。
特に昨年夏の記録的な高温・少雨の影響か、今年は例年になく枯枝が多く目立ちます。
もちろん、枝の切断面にはさらなる腐朽の進行を最小限に抑えるために、防腐・殺菌の処理を施しています。
土壌改良の方法としては、下の写真のように、直径15㎝、深さ60㎝程の穴を周囲にあけ、そこに土壌改良材と掘り上げた土とを混ぜたもので埋め戻します。周辺土壌を一度に全面的に掘り起こしたりすると、弱っている桜の根を傷つけて、さらなる衰弱を招く可能性が大きいからです。
土壌改良の方法としては、下の写真のように、直径15㎝、深さ60㎝程の穴を周囲にあけ、そこに土壌改良材と掘り上げた土とを混ぜたもので埋め戻します。周辺土壌を一度に全面的に掘り起こしたりすると、弱っている桜の根を傷つけて、さらなる衰弱を招く可能性が大きいからです。
上の写真のオレンジ色の機械が穴を掘るための“オーガ”と呼ばれるエンジン付きのドリル。
以前はダブルスコップと呼ばれる道具を使って人力で掘っていたのですが、60㎝の穴を掘るのにかなり体力を消耗するので、現在はほとんどこの機械を用いて作業を行っています。
穴の中にはピートモスとエコ炭と呼ばれる、通気性と有機質に富む土壌改良材を掘り上げ土に混ぜて埋め戻す。
土壌改良自体はかなり地道な作業で、この冬行った効果が次の春には目に見えて現れるという事はなく、気長に効果を待つしかありません。しかも、衰弱気味の樹木の場合、4~5年ほどの期間で効果を確認していくことが大切だと考えます。
この日は、朝から雪がちらつく中での作業でした。今年の花が去年より少しでも美しく、そして一輪でも多く咲いてくれることを祈るばかりです。










