遠賀川のイチョウ ― 2014/10/28 15:55
この前の日曜日、NHKカルチャー11月の現地講座の下見に遠賀川の畔にまで行ってきました。最初のお目当ては、水巻町にある八劔神社(やつるぎじんじゃ)の大イチョウです。
川沿いの堤防上の道を車で走っていると、道を挟むように対になったイチョウの巨木が見えてきます。これはお目当ての大イチョウではないのですが、2本がまるで門みたいに迎えてくれます。よく見ると、鮮やかな黄色に色づく前に、早くも枝の先端部分からの落葉が始まっています。夏の天候不順や、相次いで襲来した台風の影響なのでしょうか?講座当日が少し心配でもあります。
そして、下の写真がこの堤防のすぐ脇にある八剱神社の大イチョウです。こちらの方は、あと2週間程で丁度見頃を迎えるかもしれません。
案内板によると、日本武尊が御手植えされたものだとか…。真偽の程はともかくとして、高さ20m以上、幹周りは10m近くもある巨木です。何本も枝分かれしており境内から見上げると上から覆い被さってくるような迫力があります。
この後、遠賀川河口の街芦屋の大ソテツを見て、宮若市の古刹を訪ね、最後に宇美八幡宮鵜のクスノキの巨木を巡ってきました。
今回の下見で初めて遠賀川沿いを訪れました。これまでは何となく「川筋気質」というイメージが頭の中にあって、筑豊の人たちの生活を支えてきた川であり、風景もどこか男性的なものを連想していました。しかし、実際に来てみると、広々とした川幅でゆっくりと流れている様子は、とっても開放感のある場所でした。
丁度この日は、河川敷に植えられたコスモスも満開で、多くの見物客で河川敷は賑わっており、とっても華やいだ女性的な雰囲気さえする場所となっていました。