センダンの花 ― 2015/05/01 11:16
昨日、お昼休みに会社の近所の川沿いを散歩していたら、花を咲かせたセンダンの木を見つけました。わざわざ人の手で植える事はあまりない木なのですが、熊本ではこのように川沿いの土手などで実生のものが普通に見られます。きっと九州の温暖な気候が適しているのでしょう?
花は新しく伸びた枝の根元の部分につき、小さい花が集まって咲くので比較的目立ちません。しかし、満開の頃になると枝が薄紫に覆われ、涼やかな雰囲気を与えてくれます。
もしや良い香りがするのかと思い、鼻を近づけてみたのですが殆ど匂いらしい匂いはしませんでした。
それもそのはず、ことわざにある「センダンは双葉より芳し」のセンダンとはインドなどでよく見られる白檀(ビャクダン)の事だそうです。昔は白檀をセンダンと言っていたらしいです。どうしてこのような混同が起こったのかは不明でした。
センダンの木をよく見てみると、どこにでもあるような平凡な大きさと、その姿ですし、人を引きつけるような良い香りもありません。そんな、人並みはずれたところがなく平凡な木だからこそ、街の中でも逞しく生き続けていられるのかもしれませんね。
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