バラの季節の始まり ― 2010/04/09 17:29
先週末までは何とか見頃を保っていたソメイヨシノもすっかり葉桜になってしまいつつあります。熊本では今、八重桜が丁度見ごろを迎えています。ソメイヨシノよりも花が大きく、花色も濃いので少々ヘビーな印象を与えますが、お好きな方もたくさんおられます。特に大阪造幣局の通り抜けは全国的にも有名な八重桜の名所ですよね。
ところで、写真は熊本市内某所のモッコウバラを撮影したものです。高さ4.0m程、直径が8.0m程もある大木です。熊本のバラ好きの方々にとって隠れた名所となっています…。
モッコウバラは中国南部原産の蔓性常緑樹で写真のように大きく生長します。花は八重咲きの直径2㎝程の大きさで可愛らしく、淡黄色で淡い香りがあります。そのため、特にバラの初心者の方には非常に人気が高く、小さな鉢植えが園芸店やホームセンターで良く売られています。うちのお客様でも高さ2.0m程のアーチやトレリスに這わせたいとの相談をよく受けます。お客様としても、沢山の花をつけたモッコウバラのアーチを思い描かれるのでしょうが…。おそらく、2~3年でアーチやトレリスから完全にはみ出してしまいます。その旨を伝えて、アーチやトレリスには別の半蔓性のシュラブ・ローズを勧める事にしています。
モッコウバラが満開を迎えると本格的なバラの季節、ガーデニングシーズンの到来です!
ところで、写真は熊本市内某所のモッコウバラを撮影したものです。高さ4.0m程、直径が8.0m程もある大木です。熊本のバラ好きの方々にとって隠れた名所となっています…。
モッコウバラは中国南部原産の蔓性常緑樹で写真のように大きく生長します。花は八重咲きの直径2㎝程の大きさで可愛らしく、淡黄色で淡い香りがあります。そのため、特にバラの初心者の方には非常に人気が高く、小さな鉢植えが園芸店やホームセンターで良く売られています。うちのお客様でも高さ2.0m程のアーチやトレリスに這わせたいとの相談をよく受けます。お客様としても、沢山の花をつけたモッコウバラのアーチを思い描かれるのでしょうが…。おそらく、2~3年でアーチやトレリスから完全にはみ出してしまいます。その旨を伝えて、アーチやトレリスには別の半蔓性のシュラブ・ローズを勧める事にしています。
モッコウバラが満開を迎えると本格的なバラの季節、ガーデニングシーズンの到来です!
クスノキも元気! ― 2010/04/14 11:58
写真は昨年5月に移植したクスノキです。以前、このブログで紹介したように、JR熊本駅前広場にあったものを300m程南側の合同庁舎敷地内に移しました。本来ならば2月下旬~3月。或いは、11月下旬~12月中旬までの休眠期でしかも、一番寒い季節を避けて移植を行うのがベストです。5月下旬の樹体内のエネルギーが落ちている季節に枝を切り詰め、根を切断して作業を行ったので、その後の経過が気になっていました。実際、昨年の10月まではおおよそ週1回のペースでせっせと灌水を行ってきました。その結果がこの写真です。春の新しい新芽も芽吹き、どおやら一安心というところです。
熊本も来年春の九州新幹線が開通に合わせ、駅前の開発も急ピッチで進んでいます。でも、今のところ道路の拡幅工事や、コンクリートむき出しの構造物ばかりが目立つばかりで、緑豊かな都市と言うイメージとは程遠いのが現状です。今後、街路樹や広場周辺に沢山樹木を植えてもらい、森の都にふさわしい潤いのある街の玄関が出来上がる事を期待してます。
西洋カマツカ ― 2010/04/15 09:31
我が家のバラの蕾も膨らみ、ガクも外れて、いよいよ開花ではと思いきや冬に逆戻りしたような寒さで、蕾も固く閉ざしたままです。この分だと開花は来週以降になりそうです。
という事で、今日の写真は同じバラ科に属する西洋カマツカの花を撮影したものです。
という事で、今日の写真は同じバラ科に属する西洋カマツカの花を撮影したものです。
直径1~2㎝程の梅やイチゴに似た花を枝の先端に房状につけます。なかなか可愛らしい花をしています。同種のカマツカはおしべが白で西洋カマツカに比べれば、ややおとなしめの印象があります。どちらも落葉樹で11月下旬には葉を落としますが、落葉前の10~11月にかけては1㎝程の赤い実を房状にたくさんつけ、春とは違った雰囲気を楽しむ事が出来ます。野生では5㍍程の高さに生長すると言われていますが、庭木として高さ1~2㍍程のものがあり、当社でもここ1~2年の間に施工した庭には必ずと言っていいほど植栽しています。樹形は幹が細く、5~7本の株立ち状になるので、庭のポイントにも最適です。皆さんの中でこれからお庭の植栽を考えられている方がいらっしゃれば、是非おススメの1本です。
竹梯子 ― 2010/04/17 16:06
写真は個人のお客様のお庭での剪定作業を撮影したものです。剪定を行っているのは株立ちのシマトネリコ。10年ほど前にH=3.0m程のものを2本植栽しました。それが現在では倍のH=6.0m程に生長しています。本来ならば、お庭側から作業を進めるのですが、枝が横を流れる川側に張り出しており、枝先に届かないために、止む負えず川底に梯子を立てての作業となりました。

最初は対岸の駐車場を借りてクレーン車による作業を考えたのですが、あいにく駐車場の空きがなく、このような作業方法となりました。
この梯子は当社の中でも一番長いもので、最上段は地上8m程になります。それに自分の身長が加わるので、10m近く上から見下ろすような感覚があります。プロの造園家でも使いこなすのが難しく、熊本市内でもおそらく当社にしかないのではと思われます。実際、社長の私も10年以上前に20段の梯子に登って作業を行った経験があります。
その時の感想としては、高所である事の恐怖感よりもむしろ、梯子を立てたり移動したりのとり回しに苦労した事を覚えています。もちろん、自分一人では扱えないので、もう一人の職人さんと2人で四苦八苦した経験があるのです。[汗]
この竹梯子、今では造園会社でも使うところがかなりめっきり少なくなり、アルミ脚立にとって代わられています。
一見、前時代的な古めかしい道具のように見えますが、実な中々の優れものなのです。竹は特有のしなりがあるので、上で少々無理な体勢をとってもアルミ脚立のように転倒する事はありません。しかも、写真でも分かるように、ロープで横2方向に固定して使います。より安全な仕組みになっています。当社でもつい先日これとほぼ同じ長さの20段の梯子を購入したばかりです。これらの竹梯子が本格的に活躍するのは、お盆前と正月前の剪定の時期です。それまでは、会社の倉庫で出番を待っているのです。
我が家のバラ ― 2010/04/30 16:33
四月の初めに紹介した巨大モッコウバラ満開から遅れる事3週間あまり、やっと我が家の鉢植えのバラも咲き始めました。とは言っても、見頃を迎えているのは比較的早咲きのティーローズの仲間で、他のバラはやっと蕾が開き始めたという感じです。今春の低温の影響はバラの開花にも現れているのです。
このバラの名前はClementina Carbonieri クレメンティナ・カルボニエリと言います。1913年作出のイタリア産のオールドローズです。このバラを紹介する文書によると、花色はオレンジ、ピンク、イエロー、サーモンのグラデーションとあります。そう言われて我が家のバラを見てみるとそんな気にもなるのですが、もっと単純な色のような気もするのです…。香りはあまり強くありませんが、バラにとっては大敵のハズの病気や虫にも強く、あまり手間のかからない健康なバラです。ただ、必ずと言っていいほど花首がくねくねと曲がってしまう変な特徴があります。よって、切り花として飾ろうとしても、花がなかなか思うような方向を向いてくれません。庭での鑑賞に向いているバラです。
因みに、Clementina Carbonieri は旧姓Cionini チオニーニ、18世紀の裕福なモデナ市民で熱心な園芸家Francesco Carbonieri の妻だそうです。オールドローズと言えばフランス産のものが多いのですが、イタリアのものはちょっと珍しいのかも?




