御神木も雪景色2012/12/10 13:28

 昨日、早くも熊本市内で初雪を観測したとか、昨年に続き今年の冬も厳しい寒さでのスタートとなってます。11月中は美しい紅葉を見せていた木々も、あっという間に冬の佇まいへと衣替えしたようです。

 そんな中、お礼参りその他を兼ねて、大分県天瀬町の高塚地蔵尊に行って来ました。
ここは、NHKカルチャーの講座でも秋に訪れた場所です。樹齢1000年ともいわれるイチョウの御神木が有名で、平日でもお願い事をする人や観光客でにぎわう場所です。しかし、昨日は生憎の雪で人でも殆どないのではと思いつつ行ってみたのですが…。

 

高塚地蔵尊の駐車場


  駐車場はごらんのとおり、ここまで上がってくるまでに急な坂道があるのですが、さすがに車道は除雪されており、無事にたどり着く事が出来ました。
高塚地蔵のイチョウ



 
 雪の中でも、お参りをされる方は引きも切らない様子です。皆さん、いつもとは違う御神木のイチョウや周辺の風景に、感心した様子で眺めておられました。 


 
 


高塚地蔵尊 夏から冬へ2012/12/14 14:10

前回の記事で紹介しました雪化粧した高塚地蔵尊のイチョウ。今回は短めの動画を作成しました。夏に撮った様子との違いをご覧ください。

冬木立2012/12/19 16:47

 久しぶりに熊本城の二の丸広場に行ってみました。師走のこの時期さぞ人も少なくて閑散としているのではと思って来たところ、さすがに広場にはあまり人影はありませんでしたが、駐車場には大型観光バスが10台ほど止まっていました。ガイドさんの案内で数組の団体客が本丸方面へと向かう姿もちらほら、さすが、近頃の城ブームで人気上位にランクされるだけの事はあります。熊本市民としても誇らしく思える場所です。


 写真は広場から天守閣方面を写したものです。手前のエノキが見事に冬木立となっています。このような姿を見ると、葉っぱがある時には気が付かない枝の形や、幹の表情が大変よく分かります。枝のシルエットがあからさまになるだけに、より存在感が増すような気さえします。


二の丸から天守閣方面


 
 
 
 
 
 
 下の写真は駐車場横に生えているムクノキです。枝をくねらせ、かなり苦労しながら大きくなったという印象を受けますし、根元が広がって大きく発達させた様子にも、根元にそうせざるを得ない何らかの障害があったかに見えます。

二の丸ムクノキ


 
 
 
 

 下のムクノキにも長年苦労して成長したあとがうかがえます。特に幹中ほどに空いた空洞は内部にもかなり広がっているのでしょう?

 ただ、このように苦労して育ち、かなり傷ついているように見える老木も季節が来ればちゃんと葉を落としてくれます。言い換えれば、春から秋にかけてしっかりとエネルギーをため込むことが出来ているのです。それだけ代謝がうまく機能しているということなのです。

ムクノキ



 すっかり冬木立となった木々も、来春には新芽を勢いよく展開してくれることでしょう?

皆様良いお年を!2012/12/31 17:20

今年もあと数時間を残すのみとなってしまいました。今頃の時間ともなると、家族でゆっくりとした時間を過ごしておられる方も多いのではと思います。

今年も一年間、樹木の話題を中心に緑に関するテーマでブログを更新し続けてまいりました。秋には九州の巨樹・古木を紹介する動画もスタートさせました。来年はさらに多くの巨樹を皆さんにご覧頂き、その魅力を感じていただけるよう頑張りたいと思っています。
来年も御愛顧のほど宜しくお願いいたします。