動植物園の猿山2013/02/01 16:22

 年明けからずっと、わが社の数名が動植物園の新しい猿山の工事に付きっ切りになっています。 昨年11月に熊本市内の他の造園会社数社と共同企業体という形で受注した案件が、熊本市動植物園のニホンザル舎とカピバラ舎の改築という仕事だったからです。

 一頃、話題になった北海道旭山動物園の成功に刺激を受けたのでしょうか、日本全国の動物園で、改修工事が進められているようです。そのコンセプトの主流を占めるのが動物の『生態展示』という考え方だそうです。出来るだけ動物の野生環境での姿そのままを展示して、来園者に観てもらうというこという趣向なんだとか。
 そして、わが熊本市動植物園でも、これまでのコンクリートと石でできた荒涼とした感じの猿山を撤廃し、野生のサルが棲む里山をイメージした環境を再現しようとなったわけです。
 

 なので、新しく植える樹木も、綺麗にバランスよく畑で育てられたものを購入するのではなく、できるだけ、近所にあるものを移植して使おうという事になりました。 


 下の写真は園内にあったタブノキとエノキを移植すべく、掘り上げているところです。

タブノキとエノキ


 手前のタブノキは他の樹木(クスノキ)等の被圧を受け、幹自体が光を求めて左側に極端に傾いた形をしています。これも自然を演出するために重要なポイントになるはずです。


 次の写真は高木の移植を終えて、猿山の山腹に石積みをしているところです。田舎の棚田に見られるような積み方をしています。

 
 今回の工事を監修されている某芸術系大学の先生によれば、熊本県南部、球磨地方の里山がモチーフだとか。
猿山の石積み1

 
  雨の日もブルーシートで、急場しのぎのテントを設営して施工を行っています。
猿山の石積み2

 今のペースで施工が進めば、三月の中旬には完成予定です。ただ、猿山に植栽した樹木が落ち着く10月ごろにニホンザルの展示は始めるそうです。


 完成したあかつきには、九州の里山の景観がうまく再現できてるはずです。皆さん期待していただいて、是非、動植物園のほうにも足を運んでいただければと思います。

江津湖で凧揚げ2013/02/06 17:58

  当社が指定管理者の一員として緑地管理を担当させてもらっている、熊本市の水前寺江津湖公園で凧揚げ大会のお手伝いをしました。これは、年間プログラムの一つで、親子で参加できる冬のイベントとして企画したものです。

 
 一月の最終日曜で、生憎の小雪交じりの天気だったにもかかわらず、親子連れ30名ほどの参加者がありました。
 凧の本体は、ゴミ袋を切り抜いて事前に作っておきました。参加者はこの本体に思い思いのデザインを描き、両側に竹の棒をテープで止め、長さ30m程の凧糸をつないで出来上がり!

 
 早速、公園内の芝生広場にて手づくり凧の凧揚げの開始です。

 折からの北風に乗り簡単に上空まで揚って行きます。参加された皆さんも満足げな表情でイベントをお手伝いした側としてもホッと胸をなでおろした次第です。
くまもん凧



 当社の指定管理担当森君は、どういうわけか凧を使って会社の宣伝をやってくれました。実に模範的な行為です。(笑)

 
凧作り
 

 今年は会社も大空に舞う凧のように、きっと右肩上がりの一年になるはずです!

松亀園号


 
 このイベント、意外と簡単な準備で多くのお子さんやお母さん、お父さんの笑顔が見られて来年も是非、お手伝いできたらと思っています。