佐賀の巨樹・古木2013/05/02 18:23

新緑の季節となりました!

今シーズンも九州各地の素晴らしい巨樹古木を動画でご紹介していきたいと思います。

2013年の第1回めは佐賀県南部諸富町のビャクシンとクスノキを御覧ください。

 

佐賀城お堀端の緑2013/05/09 14:05

佐賀市を代表する風景といえば満面に水をたたえた佐賀城お堀端の風景ではないでしょうか。

その堀端に色を添えるのはそこに植えられたクスノキやマツの巨樹老木です。

今では佐賀市民の憩いの場所として貴重な緑陰を提供しています。

周辺には県庁や警察署、美術館、学校などのある都心の只中にこれだけの水と緑があふれる光景が見られるというのは本当に羨ましいことです。

 

新緑の有田2013/05/10 09:31

 先日のゴールデンウィーク中、陶器市で賑わう佐賀県有田市に出かけてきました。熊本を早朝に出かけて、陶器市の特設駐車場についたのは7時半、車の誘導にあたる警備員のお兄さんもやっと出勤してきたところ、会場設営も準備段階といった雰囲気でした。知り合いからの情報では「混むよ!」と言われていたので、気合いを入れてきたのですが、ちょっと拍子抜けといった感じです。当然、駐車場から出てるシャトルも運行開始前で、案内のボランティアの方の勧めで、ぼちぼち歩きながら会場へ向かう事にしました。緑の田園風景の中を歩く事20分あまりで会場の有田駅前に到着。ここから上有田駅まで陶器のお店が連なる 陶器市会場の散策に出発です。

 午前9時頃から歩行者天国も始まり、陶器市らしい賑わいも出てきました。自分たちもいろんなお店を物色し、お目当ての品物の目星をつけたところで、ちょっと脇道にそれ、町の高台にある神社へ。

陶山神社 ツツジ

 ツツジのピンクと楠の若葉もまぶしいこの神社、陶山(すえやま)神社という名前で、祭神である応神天皇とともに、この地に陶磁器作りを広めた藩主鍋島直茂と彼に庇護された朝鮮陶工の李参平が祀られているとか。
 
陶山神社階段

 最初の鳥居をくぐって、急な石段を行った先に、なにやら青っぽい色をした別の鳥居が見えてきました。

陶山神社鳥居

 なんと、鳥居自体が磁器で出来ており青白い輝きを見せています!両脇の狛犬も同じ磁器です。周囲の楠の新緑に映えて、とても奇麗です。さすが磁器の町、職人さんの心意気も伝わってきそうな良い雰囲気です。

トンバイ塀と大イチョウ

 神社を出て、もと来た歩行者天国を歩くと左側に大きな樹木が見えてきました。2年半程前に、このブログで秋の黄葉を紹介した有田の大イチョウです。メインの通りから路地を入り、この町独特のトンバイ塀の先に大きな幹が見えてきました。

有田の大イチョウ

 案内板によると、江戸時代、有田の町を大火が襲い町は焼き尽くされたとか。その際に焼け残った唯一の木造建築物がイチョウの隣の池田家だったということです。
幹周り:9.3m 高さ:40m 推定樹齢:850年 国の天然記念物に指定される巨樹です。

 帰り道、いよいよ多くの人でごった返し始めた人の波を縫って、来るときに目星を付けていたお店で一輪挿しを買いました。

 有田の街の賑わいを、その傍らからずっと見守り続けている巨木や神社を訪ねる事も出来て、本当に充実した休日の一日でした。

佐賀県下合瀬の大カツラ2013/05/14 15:27

カツラの木と言えばハート型の可愛らしい葉っぱと涼やかな樹形が特徴の樹木です。

若木のうちから地際からヒコバエを出し、自然に十数本の株立を作るという珍しい特徴を持つ樹木でもあります。

その性質のため全国でも巨樹と呼ばれるものが多く見受けられます。

九州には佐賀県には全国2番めの大きさのカツラがあります。

その大きさ、樹形、また醸し出す雰囲気は一見の価値があると思います。

福岡方面からもアクセスしやすいので、ぜひドライブがてら立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

 

有田陶器市と大イチョウ2013/05/18 17:07

新緑の季節に佐賀の巨木を紹介するシリーズ、今回が最終となります。

国天然記念物の有田の大イチョウは以前にもこのブログで紹介したことがありますが、今回はゴールデンウィーク、陶器市が開催されてるのに合わせて有田の町を訪れてみました。

黄葉の時期とは違った新緑の美しさを見せる大イチョウと、陶器市の賑わい、有田の独特の町並みなどをご覧頂きたいと思います。

実は私初めて陶器市というものに行ったのですが、噂にたがわぬ人の多さ、出店数と売られている膨大な数の陶器に圧倒されました。