昼下がりの江津湖2013/08/01 16:00

 昼下がりの江津湖公園をちょっと散歩してみました。江津湖についてはこのブログで何度も紹介したので御存知の方も多いかと思いますが、熊本市東部に位置するひょうたんの形をした湖で、水前寺公園の下流にあたります。当然、水前寺 同様に湧き水を集めて出来た湖なのでとても綺麗です。熊本市民のオアシスと言っても良い場所で、湖畔を散策したり、水遊びをする人で賑わう場所なのです。

 この日も湖のいたるところで、水遊びをする子供達の姿を見受けました。水が冷たくて、きっとプールよりも気持ちがいいのでしょう。

水遊び

 男の子がお父さんと一緒に網を持って湖の中を一生懸命探しています。ザリガニでも採りたいのでしょうか?横には大きな樹木があります。サワグルミの樹です。湿地を好む習性があるので、湖畔ではよく見かけます。

沢ぐるみ

 下の写真はサワグルミの実です。食用に出来るオニグルミは葉の付け根に丸いコロンとした実をつけるのですが、こちらは穂が垂れるように付くので食べれません。ただ、枝がしなるほど沢山実をつけます。
 
沢ぐるみ実

 子供が水遊びしている場所から上流側に歩いていくと、また大きな樹木が見えてきました。時折吹く風のせいで、大きな葉っぱをそよがせています。カロリナポプラです。高さ20m以上はあるでしょうか?

カロリナポプラ

 皆さん、ポプラと聞かれて、北海道大学のポプラ並木を連想される方もいらっしゃると思いますが、実は別の種になるのです。北海道のポプラは西洋ハコヤナギ(別名ポプラ)といって直立型で美しい並木を作ります。
 それに比べ、このカロリナポプラはづんぐりむっくりでポプラ並木のイメージとは少し違うようです。でも近い親戚で、同じような菱形〜三角の葉が風にそよぐ姿がとても奇麗です。

カロリナポプラ葉

 葉の大きさは15㎝程はあるでしょうか、葉と枝をつなぐ柄の部分(葉柄)が長く、葉脈が水平方向に伸びるのが特徴。

 歩き始めたときには曇っていた空にも、いつの間にか真夏の強い日差しが戻ってきました。かなり汗もかいてきたし、そろそろ、もと来た道を行き返す事にします。

 園路脇の湧水池 金色に光る魚が群れています。オイカワです。

オイカワ

 ここ江津湖でもかつてはもっと沢山いたのでしょうが、今では外来魚の勢いに押されて数を減らしている魚の一つです。
 別名をハエと言ったりします。甘露煮にするととてもおいしいですよ!

 ほんの30分にも満たない、少しの時間だったのですが、真夏の蒸し暑さを忘れさせてくれる楽しい時間でした。皆さんも時間があったら、是非、散歩されてみて下さい。きっと楽しい発見があるはず!

 

花壇の水やり2013/08/19 16:32

 お盆も明けたとはいえ、西に張り出した太平洋高気圧の勢力は衰えを見せず、 九州地方では連日の猛暑日となっています。今日、熊本市では最高気温が37℃だとか、しかもここ数日は夕立も来ないカラカラ天気となっています。
 という訳で、市内の公園に5月に植え付けた花壇の水やりに大忙しの日々が続いています。

 散水車を利用して水やりを行います。かなりの勢いで水をかけるのですが、乾燥のせいで地中にしみこむまでにはそれなりの時間が掛かります。当社の担当は市内中央区の3つの公園です。

公園の水やり

 上の写真の手前は裸地となっていますが、本来はインパチェンスを植えていました。ところがあまりの暑さと乾燥のせいで、途中でなくなってしまったのです。今では隣の隣に植えたトレニアの種が飛んできて、僅かながら芽を出しています。

宿根バーベナ

 隣の宿根バーベナは乾燥に強く、 葉っぱも健康的に伸ばしており、わりと奇麗に花を咲かせています。

トレニア

 隣の隣まで種を飛ばしたトレニアもこの通り、かなりくたびれ気味です。お盆の間3日間水をやってなかったせいなのでしょうが、予算にも限度があるらしく、そう毎日水やりをする訳にもいきません。ここは我慢してもらって、夕立が来るのを待つしかなさそうです。

 3カ所の公園でおよそ4000ℓの水を潅水します。ただ、自然の雨水と違って、周囲まで水がしみ込む訳ではないので、乾燥も速いような気がします。

 9月中旬には秋の花へ植え替えをするので、せめてその頃まで持ってくれればと思っています。


大雨で水浸し2013/08/26 17:00

 ここ数日の大雨は、昨年の九州北部豪雨のような災害は引き起こさなかったものの、熊本市内でも300ミリ近くの雨量となったそうです。皆様の地域ではいかがだったでしょうか?

 そんな大雨も一段落となった今日の午後、江津湖公園に行ってみました。そのときの様子が下の写真です。

江津湖公園冠水1

 本来ならば、芝地が遠くの方まで続いているはずなのに、途中で園路が冠水して、湖面なのか公園内なのかの区別がつかなくなっています。


下江津湖増水

 本来の江津湖の湖面側を見てみると、いつもより汀線が上昇しており、増水した水に流されてウォーターレタスが打ち寄せてきています。

冠水した園路に架かる橋

 上の写真中央に見えるコンクリート製の長方形のものは、園路に架かっている橋の欄干で、本来ならば、この下は湧水の流れとなっているのです。この水たまりに知らないで近寄ると、急に深い部分があり、非常機危険です。

江津湖公園冠水2

 せっかく刈り取ったヨシも、公園内を漂流しています。その先には半分程水に浸かった公園の案内板が見られます。

江津湖公園冠水3

 公園内の道しるべや街灯もご覧の通り、舟かゴムボートでないと近づく事が出来ません。

 元々、この一体は大雨で江津湖が氾濫した際の氾濫原となっている場所なので、ご覧いただいたような光景が1年のうちに数度は見られます。ただ、それは主に梅雨末期の集中豪雨の際か台風によってもたらされるものでした。今年のように夏の 終わりのこの時期に見られた光景ではないのです。まるで、梅雨のような風景です。
 地球温暖化の影響で、夏の日照りが続いたかと思うと一転しての集中豪雨、これまで温帯の比較的穏やかな気候帯に位置していたはずの地域が亜熱帯化しつつあるように思うのは私だけではないはずです。