植付完了!2009/06/01 09:36

植付成功を祝して
こんにちは松亀園代表の松本です。

この樹木移植においては移植に耐えられるものかどうかの調査を
事前に行いました。樹木の勢い、病害虫の有無、系の広がり具合、
移植に際して障害になる様な構造物が無いか等々…。その結果、
盛夏期を除けば移植が可能だとの判断で今回の移植作業となり
ました。

実際の作業では、当初予測していたよりも大きな根っこが何本も
コンクリートの下まで伸びており、掘り取り作業にてこずりました。
また、トレーラーでの運搬の際には枝が電線や街灯に引っ掛かり
そうになり途中で車を止めて、電線をかわしたり、邪魔な枝を
切断したりしてやっとの思いで移植先に樹木を運び入れることが
出来ました。

植え付け後の経過として、枝先からは順調に葉っぱを出している様子
ですので、現段階では移植は成功したと考えてよいと思います。
しかし、今後、梅雨が明ければ夏がやってきます。
夏の間の高温乾燥に切断した根が乾かない様にするために灌水が
大変重要な作業となります。
10月半ば以降、秋の新芽が出始めて本当に移植が成功した
と言えるのかもしれません。

写真はとりあえずの移植成功を祝して万歳三唱をしている様子です。
なぜか社長が一番盛り上がっているのは作業による疲労が少ない
からかも知れません。(笑)

ケヤキも移植完了しました2009/06/03 17:19

ケヤキ2株、運動公園へ
合同庁舎前へのクスノキの移植に引き続き、ケヤキ2株も無事移植が完了しました。
行き先は運動公園。落葉樹であるケヤキにとっては今の時期の移植はやや難しいものでありましたが、新しい住まいは豊かな緑に囲まれ風の通る環境。
熊本駅前でもあれだけ美しくホウキ状に枝葉を伸ばしていたケヤキが新しい環境でまたのびのびと生育してくれることを願います。

植付の後には灌水作業!2009/06/06 17:35

灌水作業
梅雨入り間近の鬱陶しい天気が続いています。
先週やっとの思いで植付が終了したクスノキとケヤキも今のところ順調な経過を見せており、新しい葉が枝先や幹の中ほどから展開し始めています。これから、梅雨明け前までに出来るだけたくさんの葉を茂らせ、夏の日差しや乾燥に耐えるよう今のうちに活力剤入りの水をせっせと灌水しています。写真のケヤキも運動公園内の他の木々に負けない様に順調に育ってくれるのを祈るばかりです。

緑の講習会2009/06/08 08:38

社長の松本です。

昨日の日曜日、熊本市動植物園の主催で行われる緑の講習会の講師として出席してきました。場所は動植物園内の緑の相談所会議室、タイトルは“土づくりから学ぶ観葉植物の寄せ植え”という内容です。参加者は一般市民の方々26名。
このブログでご紹介している大木の移植とはスケールの違う話ではあったのですが、植物を植え付けるときにはその土の善し悪しが生育を大きく左右するということを移植の話を例にとり伝えてきたつもりです。(汗)
写真は前段の講話の部分です。このあと素焼の口径15㎝程のプランターに自分でブレンドした土を利用して観葉植物のアジアンタムとシンゴニウムを寄せ植えにしました。参加者の皆さんにはきっと満足していただけたはず!
この講習会毎年5月の下旬から6月の初旬に私が担当しています。興味のあられる方は是非ご参加ください。詳しくは熊本市動植物園まで。

寄せ植えの完成品2009/06/08 10:07

先ほどの続きです。
この写真が今回の寄せ植え教室の完成品でございます。白いテラコッタにアジアンタムの涼しげなグリーンと薄ピンクのシンゴニウムが鮮やかなコントラストでなかなかの出来栄えだと自画自賛しています。
会社のカウンターの上においてみました。

オリーブの果実2009/06/11 15:43

今朝、庭に出てみたら鉢植えのオリーブに小さな実がついていました。毎年実の生るのを楽しみに待っているのですが、いつも途中でおちてしまい一度も収穫できたことはありません。今年こそは1粒でもいいので残ってほしい!!

最近、庭木としても人気のオリーブ、違う品種を植えると実付きが良くなるとか…。
我が家の鉢植えはイタリア、シチリア産のシプレシーノという品種。その他一般的な品種としてはスペイン産のネバティロブロンコ、マンザニロ、アメリカ産のミッションなどがあります。このミッションは葉裏が綺麗な銀色をしていて庭木としての観賞価値も高いと思います。

しかし、このオリーブ、苗木の状態ではすーっと上に伸びたスマートな形をしているのですが、地に植えたりすると横に広がってそれこそアフロヘアー(スキマスイッチの常田君の前の髪型)みたいな樹形となります。

しかも、生育旺盛で狭い庭では手を持て余すことも…。そこで、地植えよりも鉢植えをおススメしています。それこそ、スペイン製やイタリア製の大きめのテラコッタに植えつければ庭のアクセントにもなります。夏場の乾燥や高温にも強いので私のような怠慢な人間にもぴったりの樹木です。

バラのパーゴラ2009/06/12 15:23

写真はテクノ中央緑地の南側にあるパーゴラ(藤棚)です。昨年3月に新しくパーゴラが設置され、つるバラとミニバラ(ポリアンサローズ)を植栽してみました。

当初は藤を植栽する計画もあったのですが、公園を管理する(社)熊本県造園建設業協会と熊本県と協議を行った結果、私が主張したバラのパーゴラに落ち着きました。(汗)

因みに、ピンクはつるバラの“レオナルド・ダヴィンチ”、白は“ホワイトマザーズディ”という品種でどちらとも強健多花の健気なバラです。

この公園、熊本空港のすぐそばにあり3年前から造園協会が管理運営を行っております。今はバラの花も盛りを過ぎましたが、色々な種類の樹木と芝生が美しく、気持ちのいい公園です。空港方面においでの方はぜひ立ち寄られることをおススメします。

衰弱したイチョウ2009/06/17 17:19

熊本市西部に当社が管理を行っている療養所があります。約3年ほど前、この施設のシスターから連絡をいただき、庭のイチョウとモミジがかなり衰弱しているので一度診てもらいたいという依頼のお電話をいただきました。

この写真は当時イチョウの木を撮影したものです。
枝の伸び方自体には問題はないものの、葉の大きさは小さくなっており、その密度もまばらなものでした。枝先を見ると所々に枯枝が目立ち、明らかに根系の生育不良から衰弱をしていると推測できる症状でした。

そこで最初に、このような根系の衰弱した樹木が強風に煽られて倒木する危険を回避するために、枯枝を落とし、大きく外に張り出した枝の切り詰めを行いました。もちろん枝の切断面には殺菌剤を塗布し枝先から腐ってくるのを防ぐ処置も施しました。

次に、弱った根を回復させるために、周辺の土壌の通気性と透水性確保を目的とした土壌改良を行いました。
方法としては全面的に機械で開墾するのではなく、径20㎝深さ70㎝程の穴を根の周りに40か所ほど掘り、そこへ土壌改良材の詰まった管を敷設、管の周りに土壌改良土を埋め戻し、十分に灌水を行いました。

これを冬期に3年にわたって行っています。かなり、地道な作業です。(汗)

元気を取り戻したイチョウ2009/06/17 17:44

この写真は先ほどのイチョウをつい先日撮影したものです。

葉の密度もかなり濃くなり、大きさ、色とも健全な樹木のものとなんら遜色ないまでに回復してきたのが分かると思います。
やっぱり、地道な作業が報われるのは数年の月日を要するのです。

このような樹木治療を依頼されることも多いのですが、依頼される方はほとんどの皆さんが性急に結果を求められます。例えば、「今年の桜の花つきは例年になく悪いようだが、10日後には桜祭りなのでどうにかしてほしい。」等々…。(苦笑)

樹木の衰弱は数年にわたる周辺環境の変化が原因となっているケースが殆どです。元気にするのも時間がかかるのです。(汗)

植樹帯の維持管理2009/06/20 08:17

写真は熊本市内北バイパスの植樹帯の低木を剪定している時の様子です。当社では北バイパスと県北部の国道の維持管理業務を行っており、丁度今が低木の剪定と草刈りの時期です。

九州北部は梅雨入りしたまま雨が殆ど降らず、連日30度を超える厳しい暑さが続いています。そんな中にアスファルトの上での作業はかなり厳しいものがあるのです。作業の出来栄えだけではなく、交通事故にも十分な注意を払う必要があるのです。(滝汗)