木製(ウリン材)のフェンス2009/10/09 08:09

写真は熊本市内M様邸に木製フェンスを施工中のものです。最近、アルミフェンスや生垣に替って、メンテナンスの手間も掛らず、自然な雰囲気を味わえるウッドフェンスを施工されるお宅が増えています。

しかし、4~5年ほど前に設置したウッドデッキや木製のフェンスが腐って来たとか、白アリが発生して困っているなどの相談を受けることもあります。これは、材料として米松や米杉材などが使われていることが原因だと考えられます。これらの材は節もなく、軽くて施工性に優れており、防腐・防虫材入りの塗料を塗ってあるので10年以上は大丈夫と考えがちなのですが、実際の所、腐食や白アリにもろいという弱点も抱えています。乾燥した気候の北米などでは普通に使われて問題がないとしても、日本の温暖湿潤な気候のもとでは10年持たせるのは至難の業です。

そこで、当社では4年ほど前から東南アジア原産のクスノキ科の樹木であるウリン材を使ったフェンスをおススメしています。
この材は水中でも100年の耐久性がある木材として昔からヨーロッパ各地でも長く使われてきました。その後、自然保護の観点から輸出が認められませんでしたが、10年ほど前に解禁となり、日本への輸出も許可されました。

長所としては防虫、防腐、耐水性に特に優れていること、そのため防腐加工の塗料を塗る必要がない事などが挙げられます。ただ、ウリン材の英語名であるボルネオアイアンウッドが示すとおり、材が非常に堅密なため重く施工に若干の体力が必要な点が短所と言えば短所です。(汗)

そこで、当社では写真に写っている体力に自信のある若手で経験豊富な社員を担当者として配置し、より美しくスピーディーな施工に心がけております。

お庭にフェンス等の計画をされている方は、是非一度、当社にご相談くださいませ。

美しい季節の始まり…2009/10/15 17:11

写真は先日熊本市内運動公園で撮影したものです。
会社の近所のイチョウ並木は、まだ濃い緑色で夏の面影を残しているのですが、郊外の運動公園当たりに行くとご覧のように黄緑色に色づきかけているものがあります。

今年は夏以降雨が極端に少なかったので、樹木が少し弱っているために黄葉が例年よりも早いかも知れません。

それにしても、街中と郊外との僅かな温度差の違いによって、色づき方に明確な違いが出るとは…。
イチョウの木も見た目よりかはデリケートなのかも知れませんね。

熊本市内でも運動公園の他に熊本城やなど紅葉の名所が沢山あります。わざわざ新幹線で京都の紅葉を見に行かれるのもいいですが、身近で楽しめる自分のお気に入りの場所を探してみては?

甘く爽やかな香り2009/10/15 17:27

会社の横に植えてある金木犀の花を撮影したものです。

この季節、特に夕方頃になるとどこからともなく、甘く爽やかな香りが漂って来ます。多分、皆さんも金木犀の香りは大好きですよね!

秋の到来を知らせる自然の変化はいろいろあります。例えば、中秋の名月、風になびくススキの穂、或いは河原に咲き誇るコスモスの花等様々です。私個人的には、この花の香りが漂う頃に本当の秋を実感します。

木犀は中国原産の樹木で、日本では自然林としては存在しないのですが、熊本県には古い時代に植えられた全国的にも珍しい木犀の巨木が存在します。
甲佐町麻生原のキンモクセイ(ウスギモクセイ)や水上村生善寺(猫寺)のウスギモクセイが有名です。特に麻生原のキンモクセイは全国1位の巨木として知られています。
しかし、近年、両方の木犀ともベッコウタケと呼ばれる非常に強力なキノコにむしばまれており、特に麻生原の方は瀕死の状態になっています。興味をお持ちの方は早めに見に行かれた方が良いのかも…。

タイルのステップ2009/10/19 10:25

写真は熊本市内某所M様邸のリビングからお庭へ下りるステップです。
先日、ウッドのフェンスを施工させていただいたお宅です。

最近の住宅は以前と比較して基礎部分がかなり高く作られています。よって、リビング等からお庭に降りられる際にかなりの段差ができてしまい、何らかのステップが必要なお宅がほとんどです。昔の家でも庭に下りるために“沓ぬぎ石”をおいてステップとして使っていました。
しかし、今の住宅のように地面から床までの高さが50㎝ほどもある様な場合はよほど大きな沓ぬぎ石を探さねばならず、そのような石は1個据えるだけでかなり高価なものになってしまいます。また、大きな自然石はかなりの存在感がある為に見た目がアンバランスになってしまうのです。

そこで、最近では、この御宅のようにタイルでステップを作ってあげます。これだとお座敷ではなくて、家のリビングから庭に下りるのに違和感もなく、室内のインテリアとのマッチングもうまく行くハズです。

このお宅、あとは肝心の植栽を残すのみとなっています。そのうち植栽後の写真をUPする予定です。

公園の水路に…2009/10/30 11:28

こんな花が咲いていました。名前はミゾソバです。溝などに生えていて葉っぱが蕎麦に似ていることからこの名前が付けられたそうです。
なんだか味もそっけもない名前です。
溝とは言っても実際は小川や沼岸などでよく見かけます。この写真も熊本市内の下江津湖に面した公園で撮影したものです。

それから、ピンクのコンペイトウに似た形をしたのは本当は花ではなくガクにあたる部分です。このガクが開いて中から白い小さな花が顔を出します。

最近では園芸店などでも売られているらしいのですが、すぐに大きくなるし、茎や葉に棘があるので、自然に自生している姿を眺めるのがよいのかもしれません。
どんな植物でも自生している姿が一番美しいですよね!

早すぎる落葉…2009/10/31 16:18

最近は朝夕めっきり冷え込んできて本格的な秋の到来を感じさせます。熊本空港近くの公園のイチョウ並木もご覧のように秋というか初冬のたたずまい…。

でも、なんか変ですよね?いや明らかにおかしいのです。ほんの14~15kmしか離れていない熊本市内のイチョウの街路樹はまだ緑のままなのに、山に囲まれた場所でもなんでもないこんな所で冬支度とは…。

原因はこのイチョウ並木の衰弱によるものでした。一般的に落葉樹では衰弱しているものから先に紅(黄)葉を始め落葉していくのです。
衰弱により樹木の葉で行っている光合成を早々とあきらめて、落葉を始めているのです。実はこれと同じ現象が熊本県庁のイチョウのプロムナードでも起こっています。

落葉した葉っぱを見てみたら通常7~8㎝あるものが、2~4cmの大きさに小さくなっていました。
葉っぱが大きく育たないのは樹木の根の部分に問題を抱えている事が原因と考えられます。
管理者の方は早めの対策をとられた方がよいのかも。(トホホ…)