熊本城と桜 ― 2011/04/05 11:38
桜の話題は前々回の分で止めておこうと思ったのですが…。今朝、仕事で熊本市役所に寄ったついでにお城の周りを歩いてみたら、あまりにも見事に咲いており、お城の白黒の壁とのコントラストも素晴らしかったのでやっぱりこの話題にします。
熊本の方であれば下の2箇所はいずれの場所もおなじみかと思います。最初の写真は長塀越しの桜です。お城の中から塀の外にこぼれるように花を咲かせています。休日ともなれば、塀の下に広がる芝生の土手でお弁当を広げて花見をする人たちでにぎわう場所です。
熊本の方であれば下の2箇所はいずれの場所もおなじみかと思います。最初の写真は長塀越しの桜です。お城の中から塀の外にこぼれるように花を咲かせています。休日ともなれば、塀の下に広がる芝生の土手でお弁当を広げて花見をする人たちでにぎわう場所です。
さらにもう一枚は天守閣へ上がる御幸坂の桜並木です。道の両側にはソメイヨシノが植えられており、この季節はまさに花のトンネルといったところでしょうか?歩道には提灯や街灯も設置されているので、歩きながらの夜桜見物もなかなか風情があります。
この季節はどこの町でも桜が主役となり、この季節に限って大切に思われたり、有り難がられたりするのですが…。花の季節以外にあまり大切にされているとは言い難いこともあって、どこの桜も生育状況にそれなりの問題を抱えています。
現に、この御幸坂の桜などは、幹や枝の部分をよく見てみると、腐っていたり、枯れていたりするものが多く見当たります。
私も坂を上って天守閣の手前まで歩いてみたですが、中には衰弱の為に花付きが極端に悪くなっているものを何本も見かけました。
桜はもともと苗木の時から日当たりを好む陽樹と言われる樹木になります。一見この場所も日当たりはよさそうなのですが、写真の左後ろにも映っているようにイチョウの陰になるところがあったり、他の樹木や桜同士が重なり合ったりして、必ずしも快適とは言い難い環境にあります。さらに、根が伸びていく土の部分が固くなっていることも成長を阻害している原因だと考えられます。
桜が健康に成長するためには植栽の間隔を十分(10m以上)にあけ、土壌を柔らかくする事が重要だと考えます。苗木の時には間隔をあけると寂しくなるため、ついつい接近させて植えてしまいます。しかし、成長が早く、高さも葉張りも10m以上にも成長する樹木だという事を考慮して植栽すべきです。陰になった枝は枝枯れを起こし、その枝を切除することによって、新たに枝の腐朽が進行していくという悪循環が多く見受けられます。まさに“桜切るバカ梅切らぬバカ”ということわざどおりです。植栽当初どうしても密に植えたいときには数年後に間1本ずつを間引きするような計画を立てることも、桜並木を長く楽しむ一つの方法だと考えます。
現に、この御幸坂の桜などは、幹や枝の部分をよく見てみると、腐っていたり、枯れていたりするものが多く見当たります。
私も坂を上って天守閣の手前まで歩いてみたですが、中には衰弱の為に花付きが極端に悪くなっているものを何本も見かけました。
桜はもともと苗木の時から日当たりを好む陽樹と言われる樹木になります。一見この場所も日当たりはよさそうなのですが、写真の左後ろにも映っているようにイチョウの陰になるところがあったり、他の樹木や桜同士が重なり合ったりして、必ずしも快適とは言い難い環境にあります。さらに、根が伸びていく土の部分が固くなっていることも成長を阻害している原因だと考えられます。
桜が健康に成長するためには植栽の間隔を十分(10m以上)にあけ、土壌を柔らかくする事が重要だと考えます。苗木の時には間隔をあけると寂しくなるため、ついつい接近させて植えてしまいます。しかし、成長が早く、高さも葉張りも10m以上にも成長する樹木だという事を考慮して植栽すべきです。陰になった枝は枝枯れを起こし、その枝を切除することによって、新たに枝の腐朽が進行していくという悪循環が多く見受けられます。まさに“桜切るバカ梅切らぬバカ”ということわざどおりです。植栽当初どうしても密に植えたいときには数年後に間1本ずつを間引きするような計画を立てることも、桜並木を長く楽しむ一つの方法だと考えます。
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