初冬の江津湖2013/12/03 08:04

昨日は午後から、当社が一部管理を行っている江津湖公園に行ってきました。このブログでは何度となくご紹介している場所です。

上江津湖

ここは、熊本市東部にあるひょうたん型をした湖なのですが、そのひょうたんの上の膨らみの部分を上江津湖と言います。上の写真は上江津湖の湖畔から対岸にあるボートハウス方面を撮影したものです。ケヤキの木はすっかり葉を落とし冬支度を始めているようですが、時折晴れ間が出ると、湖面に空の様子や木々が映り込んでとても奇麗です。冬の江津湖の静寂を一層印象づけるような雰囲気があります。

象さんプール

少し上流に進むと湧き水をせき止めた、大きなプールがあります。中央に像の滑り台が設置されているので、「ぞうさんプール」という名前で呼ばれています。その昔、私も祖父に連れられて何度か水遊びに来た思い出があります。昔程ではありませんが今でも夏になると、子供たちの姿で賑わいます。ただ、自分の遠い記憶にあるプールは子供のお腹付近まで水があったように思いますが、今ではかなり浅くなっているようです。それだけ湧水量が減っているということなのでしょう?

東濱屋跡

象さんプールを出てさらに上流に歩き、高浜虚子や夏目漱石の句碑がある芭蕉の林をすぎると、木々の中にとてもひっそりとした庭園らしきものが見えてきます。ここは昔の東濱屋があった場所です。今ではお店自体は道向かいに引っ越されていますが、主のなくなった庭だけがこの場所に残されています。丁度、この日もご近所の方か、ボランティアの方かは存知あげなかったのですが、女性の方が丹念に掃き掃除をされていました。京の庭のような洗練された感覚ではないのかもしれませんが、湧き水を利用して作られた美しい池に映り込む紅葉の赤や黄色は、この土地の環境の豊かさを示しているのだ、とつくづく思いました。

上江津ボート遊び

最後の写真は最初の場所に戻って、上江津湖の風景です。冬なので湖面で羽を休める鴨などの水鳥の姿を多く見かけます。
遠くには冬の寒い時期にも関わらず、ボート遊びをする2人の姿が見られました。今も昔も上江津湖と言えばボート遊びを想像される方が多いのではないでしょうか?