桜の他にも ― 2012/04/06 16:57
桜前線は関東地方まで北上を続け、これから東北など北日本の桜も徐々に開花してくるとの事。
熊本場内の桜は満開のピークを過ぎて、盛んに花を散らしていますが、新聞記事てみた上野公園はほぼ満開状態でした。今週末あたりが、東京では花見の絶好のチャンスではないかと思われます。
咲き誇った満開の花の下で親しい同士が集まり、酒盛りをして楽しむのも良いのですが、私としましては花の季節以外でも桜の木の事を思ったりしてほしいです。秋の紅葉も意外と綺麗なのです。
下の写真は京都市北区の桜の名所“平野神社”のしだれ桜です。境内には色々な種類の桜の木がうえられ、そのほとんどは蕾の状態だったのですが、この枝垂桜だけは5分咲きといったところでした。
熊本場内の桜は満開のピークを過ぎて、盛んに花を散らしていますが、新聞記事てみた上野公園はほぼ満開状態でした。今週末あたりが、東京では花見の絶好のチャンスではないかと思われます。
咲き誇った満開の花の下で親しい同士が集まり、酒盛りをして楽しむのも良いのですが、私としましては花の季節以外でも桜の木の事を思ったりしてほしいです。秋の紅葉も意外と綺麗なのです。
下の写真は京都市北区の桜の名所“平野神社”のしだれ桜です。境内には色々な種類の桜の木がうえられ、そのほとんどは蕾の状態だったのですが、この枝垂桜だけは5分咲きといったところでした。
この季節、そのボリューム感と、はかなくあっという間に散ってしまう事から、サクラの花ばかりに目が行きがちなのですが、実は色々な樹木の花の季節でもあります。
下の写真は梅や桜と同じバラ科の樹木である花梨です。秋には小さなリンゴのような実をつけ、花梨酒の材料ともなります。花自体は遠目ではあまり目立ちませんが、近くから見るとリンゴの花に似た可愛らしいピンクの花を咲かせます。
さらに、下の写真は上の花梨を撮影した同じ庭で咲いていたイロハモミジの花です。特徴としては葉が展開するのと同時に下向きの小さな花を沢山つけます。花が咲いた後には当然のごとく実をつけるのですが、実は5月頃には翼果と呼ばれ、下の部分が丸く膨らんだ2枚のプロペラのような形のものが姿をみせます。
これから季節が進むと、カシやシイノキ等のブナ科の樹木やクスノキといった照葉樹の花の季節を迎えます。ただし、これらの花は華やかさという点では桜や梅には到底かないませんし、中には人間にとって嫌な臭いを発するものもあります。
そういう意味でも日本人が古くからウメやサクラの花を特別に愛してきた理由は明白なような気がします。
山茱萸の花 ― 2012/03/08 14:12
当社でソメイヨシノの管理をしている公園に、鮮やかな黄色の山茱萸の花が咲いていました。別名ハルコガネバナとも言うそうです。なんとなくぴったりのネーミングに思えます。
春はどちらかと言えばバラ科植物の白やピンクの花の開花が話題となり、目立ちもするのですが、山茱萸の花を見ていると、透明感のある黄色の小さな花も悪くないと思ったりもします。
春はどちらかと言えばバラ科植物の白やピンクの花の開花が話題となり、目立ちもするのですが、山茱萸の花を見ていると、透明感のある黄色の小さな花も悪くないと思ったりもします。
山茱萸の木はヤマボウシやハナミズキの仲間に当たるミズキ科の樹木です。そういえば、写真は葉の展開前で分かりませんが、葉っぱはヤマボウシそっくりの形をしています。
この木の根元の所に、下のような句が添えられていました。
山茱萸の 花の細かさ 相触れず
山茱萸の花のまるで線香花火のような繊細さが伝わってくるようです。
長谷川素逝の俳句を調べていたら、次のような句がありました。
春の夜の つめたき掌(て)なり かさねおく
理解が違っているかもしれませんが、冷たくなってしまった掌をかさねるという箇所で、なんとなく3月11日の震災の事を考えてしまいました。
ロウバイの次は梅の花?? ― 2012/01/20 11:39
昨日は久しぶりの雨、乾ききった樹木にとっても良い恵みの雨となったことでしょう。
雨上がりの晴天の中、車を運転していたら、神社の鳥居の横に早くもウメ?の花が咲いているのを見つけました。下の写真の狛犬の後ろ、竹林の前に花の咲いている木があるのが分かると思います。
雨上がりの晴天の中、車を運転していたら、神社の鳥居の横に早くもウメ?の花が咲いているのを見つけました。下の写真の狛犬の後ろ、竹林の前に花の咲いている木があるのが分かると思います。
車の中からは白梅に見えたのですが、近寄ってよく見てみると、枝の伸び方や木肌のピンクがかったところなど、ウメというよりは桜のように思えてなりません。枝の先端には少しですが、まだ葉っぱも残っています。
以前にどこかで見たような雰囲気の樹木です。
ヒガンザクラの八重のような花を見て、ピンときました。十月桜に違いありません!
10月中旬から花を咲かせ始め、冬の間はちらほらで、4月上旬になってから多く花を咲かせる、四季咲き性の強い桜なのです。ソメイヨシノほどのボリュームで花を咲かせる品種ではありませんが、サクラが好きな方にとっては秋ごろから花が楽しめることもあってか、人気があります。
上の写真を見ると、梅の花ではない事が一目瞭然ですよね。
これは私の個人的な意見ですが、神社の境内で鳥居と狛犬もあるし、シチュエーション的には梅が合うと思うのですが…。
やっぱり、日本人は桜が好きなのかもしれません?
久しぶりの雨 ― 2012/01/16 14:50
秋は実りの季節 ― 2011/10/12 08:00
ここ数日、日中の夏日が続いていますが、我が家の猫の額ほどの庭にも確実に秋が訪れています。近所のキンモクセイはこの秋二回目の花を咲かせ今が満開というところです。我が家にいても色んな方向から、あの甘いけど爽やかな匂いが漂ってきて、どこか幸せな気分になったりします。
そして、南側に植えた樹木にも、ささやかですが秋の実りがありました。
そして、南側に植えた樹木にも、ささやかですが秋の実りがありました。
上の写真はツリバナの実です。樹高2m程で7本ぐらいの株立ちの樹木です。初夏の頃、長さ10センチ程度の細い柄の先に、小さなうすピンクの花を数輪咲かせることからこの名前が付いたとか。小さな花からは想像できないようなしっかりとした実をつけます。うちのような半日陰の狭い庭向きの樹木かもしれません。
次は、西洋カマツカです。大きさは最初のツリバナと殆ど同じくらい、株立ちになっているところも似ています。花は以前にこのブログでも紹介しましたが、うすピンクの苺のような花をたくさんつけます。苺と同じバラ科の植物になります。西洋と名前がついているぐらいなので、当然、単なるカマツカもあります。カマツカの方が大きく育つみたいです。しかし、カミキリムシの害に遭い易く、注意が必要です。その点、西洋カマツカは害虫や病気の心配もほとんどなく、急に大きくなるようなこともないので、これから庭木として人気が出るかもしれません。
最後は、黒い実をつけるヤマコウバシです。熊本の山でもたまに見かけるクスノキ科の落葉樹です。ややオレンジがかった色に黄葉し、その後、葉は落葉せずに枯れ葉のまま枝に残ります。そして、春に新芽が展開する際に、枯れ葉を落としていきます。クスノキの仲間と言っても
あまり大きくは成長しません。
これから11月に入ると本格的な紅葉の季節に入ります。我が家の庭でも、ハナミズキが赤く色づいてきました。イチョウやモミジの色づく頃が待ち遠しいです。
一年のうちで、樹木が一番美しく輝く季節の始まりをキンモクセイの匂いが知らせてくれるのかもしれません?
巨大なユリ ― 2011/07/01 08:19
我が家の狭い庭に植えたソヨゴとハナミズキの間の日陰に、巨大なユリの花が咲きました。草丈1,7m、花径20㎝以上程もあるでしょうか、淡いクリーム色の花を4輪ほど咲かせています。まだ、蕾も5つほどあるので、あと半月ほどは、大きな花と濃厚な香りを楽しめそうです。
このユリは昨年の秋にハウステンボスに行った際に、うちの妻が球根(直径20㎝程)を購入して植え付けたものです。私としては、球根を見ただけでは花のイメージも何も湧いてこず、なんとなくグロテスクだなぁ~。と思っていましたが、女性は球根を見ただけで花の季節のイメージがわくのでしょうか?
このユリは昨年の秋にハウステンボスに行った際に、うちの妻が球根(直径20㎝程)を購入して植え付けたものです。私としては、球根を見ただけでは花のイメージも何も湧いてこず、なんとなくグロテスクだなぁ~。と思っていましたが、女性は球根を見ただけで花の季節のイメージがわくのでしょうか?
実際咲いてみると、半日陰の場所にクリーム色の花色はいいアクセントになっていますし、梅雨時期のうっとうしい季節に、濃厚な香りはなんとなく気分転換に良いのかもしれません。
ただ、この花を見て、「今年もまたハウステンボスに行って、球根を買ってこなきゃ!」と一人うなずいていた姿を見てると、一抹の不安を感ぜずにはいられません。
日陰の植物 ― 2011/05/18 10:08
ここ数年、夏の猛暑が続いています。地球温暖化の影響も加わってか、夏場庭に出るのが危険とさえ感じるようになってきました。2~3年前からは学校や事業所などでグリーンカーテンと称し、窓際にネットを張ってゴーヤーやヘチマ等の苗を植える活動も盛んになってきました。私が調べたところによると、真夏のエアコン使用ではグリーンカーテンをすると20~30%の省エネ効果があるそうです。
我が家ではグリーンカーテンは行っていないのですが、狭い庭にも関わらず、南側には日陰になるように多くの樹木を植栽しています。もちろんスペースに限りがあるので、あまり大きくならないツリバナやソヨゴ、ハナミズキ、ヤマコウバシ、常緑ヤマボウシ等々です。おかげで、夏場のバラの水やりもそれほど苦痛ではありません。
庭が半日陰になると、バラが育ちにくいのではとお考えの方もいらっしゃるかと思いますが、1日のうちに4~5時間の日照が確保できれば十分ですし、フェンスにからませてシュートを伸ばしたり、鉢の配置場所を季節で変えたりすれば心配することはありません。かえって1日中日向で育てるよりも、花持ちがよく、花色の廃退も少ないような気がします。
ただし、1日中殆ど半日陰のままの場所がかなりあるので、こういった場所で花屋さんで売っているような普通の草花を育てるのは無理があります。そこで、我が家では日陰に強い、ギボウシやヤブコウジ、エビネラン、アスチルベ、ティアレラ、タイツリ草等の植物を育てています。どれも、派手な花が咲くわけではありませんが、涼しげで葉のコントラストも楽しめて、結構気に入っています。
下の写真は高木(ソヨゴ)の根元に植えたエビネランです。上の2つを昨年5月に買って庭に植えたところ、今年も可憐な花を咲かせてくれたので、今年は下の白い花を購入しました。
我が家ではグリーンカーテンは行っていないのですが、狭い庭にも関わらず、南側には日陰になるように多くの樹木を植栽しています。もちろんスペースに限りがあるので、あまり大きくならないツリバナやソヨゴ、ハナミズキ、ヤマコウバシ、常緑ヤマボウシ等々です。おかげで、夏場のバラの水やりもそれほど苦痛ではありません。
庭が半日陰になると、バラが育ちにくいのではとお考えの方もいらっしゃるかと思いますが、1日のうちに4~5時間の日照が確保できれば十分ですし、フェンスにからませてシュートを伸ばしたり、鉢の配置場所を季節で変えたりすれば心配することはありません。かえって1日中日向で育てるよりも、花持ちがよく、花色の廃退も少ないような気がします。
ただし、1日中殆ど半日陰のままの場所がかなりあるので、こういった場所で花屋さんで売っているような普通の草花を育てるのは無理があります。そこで、我が家では日陰に強い、ギボウシやヤブコウジ、エビネラン、アスチルベ、ティアレラ、タイツリ草等の植物を育てています。どれも、派手な花が咲くわけではありませんが、涼しげで葉のコントラストも楽しめて、結構気に入っています。
下の写真は高木(ソヨゴ)の根元に植えたエビネランです。上の2つを昨年5月に買って庭に植えたところ、今年も可憐な花を咲かせてくれたので、今年は下の白い花を購入しました。
エビネの花は見た目にも涼しげですし、花持ちが良いです。やや高価ではありますが、庭が和風か洋風かを問わず、半日陰の場所さえ確保できれば、他の植物との相性も良好です。
私としても、これからお庭を作られる方には、是非半日陰になるような場所を作って、その環境に適した植物を楽しまれることをお勧めします。樹木を多く植えると夏場の暑さが和らぎますし、電力不足解消の有効な手段になること間違いなしです。
バラの季節 ― 2011/05/17 11:27
先日まで西武ドームで開催されていたバラのガーデンショウには一度行ってみたいと思っているのですが、未だ希望がかなわないままです。来年ぐらいは是非、実現させたいと今から考えています。九州でも各地でバラ祭りが開催されており、3年前に行った鹿児島県鹿屋のバラ園はバラの本数、規模ともおそらく九州一ではないでしょうか?たくさんの見物客で賑わっていました。
そういえばハウステンボスでも現在バラ祭りが開催中だそうです。ヨーロッパの街並みを背景に見るバラの花はさぞ美しく見える事でしょう。
そこで、このブログでもガーデニングの中心的存在であるバラを紹介したいと思います。とは言っても、紹介するバラは我が家で鉢植えで育てているバラと、お客様のところに当社で植栽したものです。 なので、少し、趣味に偏りがあるとは思いますが、他の樹木や草花等の植栽との相性は良いものばかりだと考えています。
最初はお客様のところのマチルダ(フロリバンダ系)です。昨年の暮れにも紹介したと思います。
そういえばハウステンボスでも現在バラ祭りが開催中だそうです。ヨーロッパの街並みを背景に見るバラの花はさぞ美しく見える事でしょう。
そこで、このブログでもガーデニングの中心的存在であるバラを紹介したいと思います。とは言っても、紹介するバラは我が家で鉢植えで育てているバラと、お客様のところに当社で植栽したものです。 なので、少し、趣味に偏りがあるとは思いますが、他の樹木や草花等の植栽との相性は良いものばかりだと考えています。
最初はお客様のところのマチルダ(フロリバンダ系)です。昨年の暮れにも紹介したと思います。
次は同じくブルーベリーヒル(フロリバンダ系)です。名前のとおり若干ではありますが花色に特徴があります。因みに、後ろの黄色はグラハムトーマス(イングリッシュローズ)です。
ここからは我が家の鉢植えです。最初は小花が可愛らしいアンマリードゥモントラベル(ポリアンさ系)です。
グレーがかった濃い緑の葉っぱと、カップ咲きのピンクの花色のコントラストが美しい、スーブニールドゥラマルメゾン(ブルボン系)です。少しうどんこ病に弱いけど、育てる価値のあるバラです。
上のスーブニールドゥラマルメゾンに非常に似ていますが、こちらの方が花色が濃い特徴があります。マダムエルンストカルバ(ブルボン系)です。
開きかけのアンファンドゥフランス(ハイブリッドパーぺチュアル系)です。ポートランドローズに似ていますが、こちらの方がやや大きく育ち、花径も大きくなります。
ピンクグルスアンアーヘン(フロリバンダ系)です。以前はイレーヌワッツとして売られていましたが、その後、英国大立バラ協会でピンクグルスアンアーヘンと同定されたため、品種名が変更になったそうです。名前が変わっても、病気や害虫に強く、花付きの良さが損なわれるわけではありません。バラ初心者の方にもお勧めしたい品種です!
最後はマゼンタ(フロリバンダ系)です。その名のとおり赤紫の花は蕾の頃から、散り際まで、やや色を薄くしながらも最後まで、その変化を楽しませてくれます。長く伸びたシュートの先端に房咲きの花をつけるので、フェンス等にからませた方が良いかもしれません。因みに、横のクリーム色のバラはアリスターステラグレイ(ノワゼット系)です。
ここで紹介したバラたちも、九州では5月中が見頃です。秋になって良い写真が取れればまたご紹介させていただこうと思います。
桐の花 ― 2011/05/02 09:33
写真は熊本市内の住宅街の中で見かけた桐の花を写したものです。薄紫の清楚な雰囲気の花を九州では5月の上旬頃につけます。
元々は中国中部が原産です。日本でも古くから各地で栽培され、材質が軽い、木目が美しい、狂いが少ないという長所を活かして高級箪笥や下駄、琴などの材料として用いられてきました。また、成長が早いために、女の子が生れると桐を植え、結婚の際に箪笥を作って嫁入り道具とする風習があったそうです。
しかし、桐の花と言って一番ピンと来るのは、紋章として用いられている図案化されたものではないでしょうか?
中国では鳳凰の止まる、高貴な木として神聖視されていたと言われていますし、日本でも菊の御紋に準ずる高貴な紋章であるとされています。内閣総理大臣の紋章や秀吉の家紋は桐の紋となっています。そういえば500円硬貨の裏側にも記されています。
元々は中国中部が原産です。日本でも古くから各地で栽培され、材質が軽い、木目が美しい、狂いが少ないという長所を活かして高級箪笥や下駄、琴などの材料として用いられてきました。また、成長が早いために、女の子が生れると桐を植え、結婚の際に箪笥を作って嫁入り道具とする風習があったそうです。
しかし、桐の花と言って一番ピンと来るのは、紋章として用いられている図案化されたものではないでしょうか?
中国では鳳凰の止まる、高貴な木として神聖視されていたと言われていますし、日本でも菊の御紋に準ずる高貴な紋章であるとされています。内閣総理大臣の紋章や秀吉の家紋は桐の紋となっています。そういえば500円硬貨の裏側にも記されています。
今の季節、郊外の山を眺めると野生化した桐の花を見かけることが良くあります。丁度、ヤマフジの季節とほぼ同時期に満開を迎えるので、遠目にはフジの花と見間違う事があります。
先日の現地講座においても、バスの車窓から桐の花をフジと間違えておられた方がいらっしゃったので、教えて差し上げました。独立した樹木として見た場合は間違うはずもないのですが、他の樹木の中にある場合、遠目からは分かりにくいかもしれません。
先日の現地講座においても、バスの車窓から桐の花をフジと間違えておられた方がいらっしゃったので、教えて差し上げました。独立した樹木として見た場合は間違うはずもないのですが、他の樹木の中にある場合、遠目からは分かりにくいかもしれません。
ギンモクセイの花? ― 2011/04/26 10:00
先日、熊本市内某所での打合せの後の帰り道、お城の下を歩いていたところ、どこからともなく甘い香りが漂ってきました。どこかで嗅いだことのある匂いだと思い、もしかしたらモクセイの花の匂いかも
しれないと半信半疑だったのですが、あたりをよく見渡すと咲いていました。
神社の境内の道沿いに3本ほどのギンモクセイです。皆さんが良く目にされるキンモクセイは花色がオレンジがかっているのに対し、こちらはクリーム色。元々キンモクセイはギンモクセイの変種だと言われています。
しれないと半信半疑だったのですが、あたりをよく見渡すと咲いていました。
神社の境内の道沿いに3本ほどのギンモクセイです。皆さんが良く目にされるキンモクセイは花色がオレンジがかっているのに対し、こちらはクリーム色。元々キンモクセイはギンモクセイの変種だと言われています。
下の写真で見ると花が咲いている様子がよく判るかと思います。
しかし、どうしてこの時期に花を咲かせたのでしょうか?理由は私にもよく解りません。確かに9月~10月にかけて2度花を咲かせることはあるのですが、まさかこの季節に花なんて…。
私も初めて見ました。
知り合いの樹木医数名に聞いてみたのですが「狂い咲きでしょう?」という答えしか返ってきませんでした。
狂い咲きの理由として私が推測するに、以下のような条件が秋の開花期の気候条件と一致するために秋と勘違いしたのではと思います。
①この春の気候が比較的低温のまま、一定の温度を維持している事。
②雨量が通常の年よりも極端に少なく、秋のような乾燥状態となっている事。
以前このブログでもご紹介しましたが、サクラ等では10月頃に狂い咲きしているものをよく見かけます。
理由としては上に挙げたような気候の類似点に加え、台風や虫害でサクラの木に殆ど葉が無い状態のものをこの季節に見かけます。気候が同じで、自分たちも葉をつけてないのであれば、これから春が来ると
勘違いしても無理はないですよね。植物には人間社会のような12か月という暦があるわけではないのです。