ツツジの花は五分咲き ― 2011/04/22 14:37
下の写真は来週の現地講座の打ち合わせのため、熊本市内のNHK放送会館を訪れた時のものです。この場所は熊本城の東に隣接しており、千葉城と呼ばれる一帯で小高い丘の斜面にはたくさんのツツジ(ヒラドツツジ)が植栽されています。ただ、今年は例年より10日ほど開花が遅れ、やっと5分咲きの状態です。
実は、1週間ほど前に、NHKの方から電話で「週末からつつじ祭りを予定しているのですが、どうして今年は花があまり咲いていないのでしょうか?」との問い合わせがありました。今年はツツジばかりではなくバラやヤマブキ等他の花木も開花が遅れていたので、冬場から続く低温傾向が影響しているとの回答をしていたのですが、もしや他にも何か原因があるのではと気になっていました。
そこで、仕事の打ち合わせの前にツツジの様子をこの目で確かめに行きました。別に害虫や病気の様子もなく、やっぱり自分が思っていたように低温と降水量不足が原因と考えられます。
あと、1週間か10日も経てば丁度見ごろを迎えるだろうと思われます。祭りの2日前ではなく、前もって聞いてくれれば、日程の調整など対策が考えられたのに…。
ただ、今年はゴールデンウィーク頃に丁度見ごろとなるはずですので、お近くの方は是非、遊びに行かれてはいかがでしょうか?
今年最初のバラ ― 2011/04/19 16:38
ここ熊本では桜のすっかり終わりを迎え、キリシマツツジやヒラドツツジがピンク、紅、白、紫など色とりどりの花を咲かせ始めました。それでも例年より2週間ほど遅れているみたいです。
残念ながら、我が家の庭はツツジを楽しむほどの広さが無いので、20本程のバラを鉢植えで楽しんでいます。そして、今年もいよいよ花の季節を迎えつつあります。そんな中、おそらく最初に開花してくれるであろうと思われるのが、下の写真のバラです。名前はミセス・ハーバート・スティーブンス 1922年の作出と言われています。
残念ながら、我が家の庭はツツジを楽しむほどの広さが無いので、20本程のバラを鉢植えで楽しんでいます。そして、今年もいよいよ花の季節を迎えつつあります。そんな中、おそらく最初に開花してくれるであろうと思われるのが、下の写真のバラです。名前はミセス・ハーバート・スティーブンス 1922年の作出と言われています。
剣弁高芯の花の咲き方からピーター・ビールズのリストではハイブリッドティーに分類されていますが、花首が細くうつむき加減に咲く姿と、房咲きになる特徴はノワゼットのようでもあります。
系譜の話は別にして、ミセス・ハーバート・スティーブンスは今まで私が見た白バラの中では一番のお気に入りです。花径10㎝程の大きさになりますが、花弁には自然なウェーブが掛かり、その数も多すぎず、とても上品な雰囲気があります。
ピーター・ビールズの本にもまさにファーストクラスのバラであると書かれていました。
バラがお好きな方は庭中に色々なバラを集めて植えられる傾向があるのですが、このバラであれば、他の樹木との相性も良いです。
たとえば雑木を使った庭のアクセントとして、なんの違和感もなく用いる事ができます。香りもかすかなティーの香りがして爽やかですよ。
今の流行はデビッド・オースティンが作るイングリッシュローズなのかもしれませんが、オールドローズや初期のハイブリッドティーの中にはこれに負けない魅力的なバラが多いですよ。お勧めです。
やっぱり桜 ― 2011/04/08 10:06
この時期は他の樹木や植物の話題を探そうとしても、やはりサクラに目が向いてしまいます。
なので、今回は理屈抜きでほぼ満開を迎えている花のある風景を紹介します。
なので、今回は理屈抜きでほぼ満開を迎えている花のある風景を紹介します。
最初は県北部にある菊池公園の参道です。夜桜見物のための照明器具が準備されていました。
熊本市の八景水谷公園の桜です。こちらはかなり散り始めており、散った花弁が水面に浮かんで綺麗です。
最後は緑川ダム湖畔の桜です。山の中で見る桜は街のものよりも色鮮やかなような気がします。周辺の山々の緑も萌え出し、まさに山笑う季節の始まりというところでしょうか。正岡子規の俳句に“故郷やどちらを見ても山笑う”というものがありますが、きっと今頃の季節の松山の風景を想像して詠んだのでしょうか?
熊本城と桜 ― 2011/04/05 11:38
桜の話題は前々回の分で止めておこうと思ったのですが…。今朝、仕事で熊本市役所に寄ったついでにお城の周りを歩いてみたら、あまりにも見事に咲いており、お城の白黒の壁とのコントラストも素晴らしかったのでやっぱりこの話題にします。
熊本の方であれば下の2箇所はいずれの場所もおなじみかと思います。最初の写真は長塀越しの桜です。お城の中から塀の外にこぼれるように花を咲かせています。休日ともなれば、塀の下に広がる芝生の土手でお弁当を広げて花見をする人たちでにぎわう場所です。
熊本の方であれば下の2箇所はいずれの場所もおなじみかと思います。最初の写真は長塀越しの桜です。お城の中から塀の外にこぼれるように花を咲かせています。休日ともなれば、塀の下に広がる芝生の土手でお弁当を広げて花見をする人たちでにぎわう場所です。
さらにもう一枚は天守閣へ上がる御幸坂の桜並木です。道の両側にはソメイヨシノが植えられており、この季節はまさに花のトンネルといったところでしょうか?歩道には提灯や街灯も設置されているので、歩きながらの夜桜見物もなかなか風情があります。
この季節はどこの町でも桜が主役となり、この季節に限って大切に思われたり、有り難がられたりするのですが…。花の季節以外にあまり大切にされているとは言い難いこともあって、どこの桜も生育状況にそれなりの問題を抱えています。
現に、この御幸坂の桜などは、幹や枝の部分をよく見てみると、腐っていたり、枯れていたりするものが多く見当たります。
私も坂を上って天守閣の手前まで歩いてみたですが、中には衰弱の為に花付きが極端に悪くなっているものを何本も見かけました。
桜はもともと苗木の時から日当たりを好む陽樹と言われる樹木になります。一見この場所も日当たりはよさそうなのですが、写真の左後ろにも映っているようにイチョウの陰になるところがあったり、他の樹木や桜同士が重なり合ったりして、必ずしも快適とは言い難い環境にあります。さらに、根が伸びていく土の部分が固くなっていることも成長を阻害している原因だと考えられます。
桜が健康に成長するためには植栽の間隔を十分(10m以上)にあけ、土壌を柔らかくする事が重要だと考えます。苗木の時には間隔をあけると寂しくなるため、ついつい接近させて植えてしまいます。しかし、成長が早く、高さも葉張りも10m以上にも成長する樹木だという事を考慮して植栽すべきです。陰になった枝は枝枯れを起こし、その枝を切除することによって、新たに枝の腐朽が進行していくという悪循環が多く見受けられます。まさに“桜切るバカ梅切らぬバカ”ということわざどおりです。植栽当初どうしても密に植えたいときには数年後に間1本ずつを間引きするような計画を立てることも、桜並木を長く楽しむ一つの方法だと考えます。
現に、この御幸坂の桜などは、幹や枝の部分をよく見てみると、腐っていたり、枯れていたりするものが多く見当たります。
私も坂を上って天守閣の手前まで歩いてみたですが、中には衰弱の為に花付きが極端に悪くなっているものを何本も見かけました。
桜はもともと苗木の時から日当たりを好む陽樹と言われる樹木になります。一見この場所も日当たりはよさそうなのですが、写真の左後ろにも映っているようにイチョウの陰になるところがあったり、他の樹木や桜同士が重なり合ったりして、必ずしも快適とは言い難い環境にあります。さらに、根が伸びていく土の部分が固くなっていることも成長を阻害している原因だと考えられます。
桜が健康に成長するためには植栽の間隔を十分(10m以上)にあけ、土壌を柔らかくする事が重要だと考えます。苗木の時には間隔をあけると寂しくなるため、ついつい接近させて植えてしまいます。しかし、成長が早く、高さも葉張りも10m以上にも成長する樹木だという事を考慮して植栽すべきです。陰になった枝は枝枯れを起こし、その枝を切除することによって、新たに枝の腐朽が進行していくという悪循環が多く見受けられます。まさに“桜切るバカ梅切らぬバカ”ということわざどおりです。植栽当初どうしても密に植えたいときには数年後に間1本ずつを間引きするような計画を立てることも、桜並木を長く楽しむ一つの方法だと考えます。
ヒヤシンスの花 ― 2011/04/04 16:43
熊本城の桜もほぼ満開となり、樹木の話題と言えばサクラの話ばかりになりがちなので、気分を変えて別の花の写真を撮ってみました。
我が家の玄関脇に昨年の冬に植えておいたヒヤシンスの球根が見事な花を咲かせてくれました。確か、青とオレンジと白の3種を3~4球ずつ植えたのですが、青が一番最初に咲き始めました。
おそらく青が原種に近いので、この色が先に咲くのでしょうか?
ヒヤシンスを育てるのは、はるか昔に小学校で販売されていた水栽培キットを買ってきて自宅のテレビ(昔のブランウン管テレビは厚さがあった)の上で育てた以来です。一回り小ぶりでブドウの房のような花を咲かせるムスカリは庭の片隅に植えていたのですが、本当に久しぶりにヒヤシンスを楽しんでいます。
我が家の玄関脇に昨年の冬に植えておいたヒヤシンスの球根が見事な花を咲かせてくれました。確か、青とオレンジと白の3種を3~4球ずつ植えたのですが、青が一番最初に咲き始めました。
おそらく青が原種に近いので、この色が先に咲くのでしょうか?
ヒヤシンスを育てるのは、はるか昔に小学校で販売されていた水栽培キットを買ってきて自宅のテレビ(昔のブランウン管テレビは厚さがあった)の上で育てた以来です。一回り小ぶりでブドウの房のような花を咲かせるムスカリは庭の片隅に植えていたのですが、本当に久しぶりにヒヤシンスを楽しんでいます。
朝夕は独特の甘い香りを漂わせてくれて、花持ちも良く、春の花のシーズンにいち早く咲いてくれるので、是非、みなさんにもお勧めです。
ヒヤシンスの名前はギリシャ神話の美少年ヒュアキントスに由来するとか。ヒュアキントスが愛する医学の神アポロンと一緒に円盤投げに興じていた。この様子を見ていた西風の神ゼピュロスはヒュアキントスへの嫉妬心から風を吹かせ、アポロンの投げた円盤をヒュアキントスの額に当て、彼を死なせてしまった。その際に大量に流れ出た血から、この花が生まれたとされている。
このエピソードから花言葉は「悲しみを超えた愛」だそうです。
そのような話を聞けば、この花の美しさと、その濃厚な香りはどこか神秘的な魅力を持っているようにも感じられます。
ヒヤシンスに限らず、球根の花は簡単に育てることが出来ますし、病害虫の心配がないものが殆んどなので、ガーデニングには必須のアイテムかもしれません。お勧めです!
蕾膨らむ ― 2011/02/24 17:52
写真は熊本県第2位の標高を誇る市房山を麓の水上村、市房ダム付近から撮影したものです。
昨日は熊本地方の最高気温が20℃を上回り、今年最高、4月下旬並みのポカポカ陽気でした。それでも、先月来の寒さのせいか、山の頂にはうっすらと白く雪が残っているのが判ると思います。ここ数日九州の平地ではすっかり春めいては来たものの、お隣の宮崎県境に広がる九州山地の山奥では、春の訪れはもう少し先になるようです。
昨日は熊本地方の最高気温が20℃を上回り、今年最高、4月下旬並みのポカポカ陽気でした。それでも、先月来の寒さのせいか、山の頂にはうっすらと白く雪が残っているのが判ると思います。ここ数日九州の平地ではすっかり春めいては来たものの、お隣の宮崎県境に広がる九州山地の山奥では、春の訪れはもう少し先になるようです。
この市房ダム付近にはダム湖の畔に約10000本と言われるソメイヨシノが植えられています。今はご覧のようにやっと蕾がふくらみかけた状態ですが、あと1月足らずで見ごろを迎えるのではないかと思われます。
満開の頃には桜まつりが開催されたり、ダム湖周回コースでマラソン大会が開かれたりと、人口2500人ほどの小さな山里も一年中で一番の賑わいを見せます。
私も2年ほど前このマラソン大会に参加しました。満開は少し過ぎていたのですが、美しい山々の麓、桜吹雪の下を駆け抜ける爽快感は今も心に残っています。機会があればもう一度走ってみたいです!
ここは最近、市房山麓にある杉の巨木を見て回るトレッキングツアーが人気を集めているそうです。4合目にある市房神社の参道には樹齢1000年は経っているといわれる巨木が50本ほどあるといわれています。自分もマラソン大会に参加したおり、宿泊した市房観光ホテルのオーナーの方から話を聞いて、職業柄、是非参加してこの目で見てみたいと考えているのですが、こちらの方は未だ実現していません。
花を見たりトレッキングをしたりして、ダム湖のすぐ上流にある湯山温泉で汗を流すのも、また格別なのかもしれません!
春の準備 ― 2010/12/24 16:30
今日はクリスマスイヴ。ここ熊本でも繁華街には光のオブジェが登場したり、路面電車にもブルーのまばゆい電飾を施したものが走ってたりで、なんだか少し強引気味に聖夜の雰囲気を盛り上げているような気がします。そんな中で、目抜き通りの街路樹にもずいぶん前からイルミネーションがつけられて、綺麗と言えば綺麗なのですが、少し樹木が可哀そうでもあります。
よく見てみると、電飾が施されているのはイチョウやケヤキの落葉樹が中心です。これらの樹木は葉は落としますが、死んでいるわけではありません。冬の間も春に展開する葉っぱや花の目を少しずつですが膨らませているのです。
写真は、当社が樹木の管理を担当させていただいている、ある療養所の庭の梅の枝です。ご覧のように、冬の間にも冬芽を成長させています。
よく見てみると、電飾が施されているのはイチョウやケヤキの落葉樹が中心です。これらの樹木は葉は落としますが、死んでいるわけではありません。冬の間も春に展開する葉っぱや花の目を少しずつですが膨らませているのです。
写真は、当社が樹木の管理を担当させていただいている、ある療養所の庭の梅の枝です。ご覧のように、冬の間にも冬芽を成長させています。
先の尖った楕円形に膨らんでいるのは花芽で、横にある三角に近い小ぶりのものが葉芽です。花芽は少しピンクがかった色になっているのが判ると思います。この様子だと来年の梅の開花は例年になく早いかもしれません?
ケヤキやイチョウも同じように冬芽を成長させているのです。よく見ると枝にたくさんついているのを確認できるハズです。
このような枝に電飾を施すために先の方までコードが巻きつけられたりしています。もちろん、電飾自体も熱を発します。これらの影響で樹木自体にもかなり負担がかかっているのは間違いありません。11月頃、繁華街にある某百貨店前のケヤキが丸く不自然な形に剪定されていました。その後、すぐにイルミネーションが取付られたのを見ると、電飾がしやすいようにケヤキを刈り込んだようです。
冬のイルミネーションは人の気持ちも華やいだものにしてくれるし、商店街の活性化にもつながるとは思います。ただ、その為に、樹木の自然な美しさを損ねるようなことをしては、そのお店や商店街のセンスを疑いたくなります。樹木の美しさを引き立てるような飾りつけであってほしいし、出来ればイルミネーションをする期間を今よりも少し短くしていただければよいのですが…。
冬の桜 ― 2010/12/21 15:52
熊本市内の繁華街である桜町界隈では、その名の通り桜の花が今満開を迎えています!?
ただ、桜と言っても、皆さんおなじみのソメイヨシノではなく、ヒマラヤ桜という品種です。その名の通りヒマラヤ地方が原産で、標高1000m~2300m程の高地(ヒマラヤでは高地と言えるのか…)で自生しているとされています。日本でみられるものは1968年にネパールの皇太子より贈られたもの子孫だという事です。通常、12月上旬~下旬にうすピンクの花を葉の展開と同時に咲かせます。
ただ、桜と言っても、皆さんおなじみのソメイヨシノではなく、ヒマラヤ桜という品種です。その名の通りヒマラヤ地方が原産で、標高1000m~2300m程の高地(ヒマラヤでは高地と言えるのか…)で自生しているとされています。日本でみられるものは1968年にネパールの皇太子より贈られたもの子孫だという事です。通常、12月上旬~下旬にうすピンクの花を葉の展開と同時に咲かせます。
上の写真は某百貨店の前に植えられたものですが、この通りにはケヤキやコブシ等の他の樹木に混じって3本ほど植栽されています。
実は、いつも今頃になると桜の開花の様子を気にしていたのですが、これまでは、花数も少なく、色も鮮やかでないため、「どうしてこんなぼやけた樹木を植栽したのだろうか?」と疑問というか不満に思っていました。ところが、今年は遠くからでも人目を引くほどの鮮やかなうすピンクの花がほぼ満開状態となっていました。おそらく、秋以降気温が順調に下がってきたことと、適度な降雨がこのような満開をもたらしてくれたのだと思われます。
そして、満開の花には熊本城の方向からヤマガラやメジロなどの野鳥が飛んできて、メジロなどは一生懸命に花の蜜を吸っている様子でした。
ヤマガラは留鳥で椎の実や昆虫などを餌にします。
昨日今日は、日中15℃を超える温かさだったために、鳥たちも陽気に誘われて、桜の枝に止まっては飛び立ちを繰り返していました。
花の見ごろは今週末までといったところでしょう。お近くの方は是非、お出かけになってみてはいかがでしょうか?
昨日今日は、日中15℃を超える温かさだったために、鳥たちも陽気に誘われて、桜の枝に止まっては飛び立ちを繰り返していました。
花の見ごろは今週末までといったところでしょう。お近くの方は是非、お出かけになってみてはいかがでしょうか?
メジロは昆虫のほかに果実や花の蜜を餌にします。
師走のバラ ― 2010/12/13 08:10
写真は当社で植栽管理を行っています熊本市内の某歯科医院のバラです。今年は夏は猛暑が続きましたが、秋以降順調に気温も低下し、適度な降雨もあったため、いつもの年よりも冬の花付きが良好なようです。
丁度この日も、他の樹木の剪定も兼ねて、早めのバラの冬剪定を行う予定にしていたのですが…。
予想以上にバラの花付きがよく、結局、バラの剪定は年明け1月に延期しました。
植栽した場所も西側が医院の建物の壁で、それ以外は開放的なスペースとなっており、風通しも良く、夕方の西日だけをさえぎる理想的な環境であることも花付きの良さを助けていると思われます。
丁度この日も、他の樹木の剪定も兼ねて、早めのバラの冬剪定を行う予定にしていたのですが…。
予想以上にバラの花付きがよく、結局、バラの剪定は年明け1月に延期しました。
植栽した場所も西側が医院の建物の壁で、それ以外は開放的なスペースとなっており、風通しも良く、夕方の西日だけをさえぎる理想的な環境であることも花付きの良さを助けていると思われます。
因みにこのバラの品種はマチルダと言い、四季咲き性の強いフロリバンダです。ややとげが多い品種ですが、微妙にウエーブを描く、うすピンクの花びらが魅力的な庭植えとしておススメのバラです。地植えにすると高さ1.5m横幅1.5m程に成長します。
サルスベリの花 ― 2010/08/09 10:59
これまで、夏に花を咲かせる樹木をいくつか紹介してきましたが、夏の花木と言えば皆さんやっぱりこれを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
サルスベリ(百日紅)です。ミソハギ科サルスベリ属の落葉小高木で大きいものは高さ10m程にもなります。
ピンク、赤、紫、白色等の花を7月~10月にかけて、文字通り100日近くにわたって咲き続け、私たちの目を楽しませてくれます。このサルスベリ鮮やかな色の花の他にもう一つ大きな特徴があります。それは、木肌が滑らかで、樹皮が薄くはげ落ち、淡い色の木肌が現れると言う事です。そもそもの名前の由来も、木肌が滑らかで、猿も滑り落ちると言うたとえからきているそうです。
サルスベリ(百日紅)です。ミソハギ科サルスベリ属の落葉小高木で大きいものは高さ10m程にもなります。
ピンク、赤、紫、白色等の花を7月~10月にかけて、文字通り100日近くにわたって咲き続け、私たちの目を楽しませてくれます。このサルスベリ鮮やかな色の花の他にもう一つ大きな特徴があります。それは、木肌が滑らかで、樹皮が薄くはげ落ち、淡い色の木肌が現れると言う事です。そもそもの名前の由来も、木肌が滑らかで、猿も滑り落ちると言うたとえからきているそうです。
写真は兵庫県内にある大学のキャンパス内で撮影したものです。このキャンパス内にはサルスベリの他にケヤキやカツラ、センぺルセコイア、ギンドロ等、沢山の種類の樹木が建物を取り囲むボリュームで植栽され、芝や低木の管理も行き届いており、素晴らしい緑の環境を演出しています。
多分、大学の経営者も、良い学生を育てていくためには緑が健康に育っていくようなキャンパスの環境が必要だとお考えなのでしょう?